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Shotaさんの東京都の旅行記

東京都美術館のクリムト展

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  • 芸術・文化

有名な「接吻」は来ていなかったが、「ユディト」などの名作を観たくて、上京の際、上野の森にいそいそとでかけた。予想通りの人気で大混雑。それでもクリムトの官能的でディープな世界にしばし浸ることができた。

歴史ツウ Shotaさん 男性 / 70代

1日目2019年5月11日(土)
10:00-12:00

東京都美術館

台東区

「東京都美術館」を   >

シンボルの鉄の玉「my sky hole 85-2 光と影」と「三本の直方体 B」の間を通り、エスカレータで入り口に向かう。今日は「クリムト展」だ。

10:00-12:00

東京都美術館

台東区

「東京都美術館」を   >

グスタフ・クリムト(1862-1918) はウィーンの金細工師の元に生まれ、工芸美術学校で伝統的な技法を身に着けた。しかしその画風は妖艶かつ官能的なことで知られる。

10:00-12:00

「浮く女性」(1885-86年作・図録) 鉛筆で包装紙に描かれたスケッチだが、立体的で柔らかく美しい女性の身体は艶めかしくさえ感じられる。

10:00-12:00

「葉叢の前の少女」(1898年頃の作・図録) この時期に多数描いた習作の一つであるとされる。クリムトの作品中、最も印象派風であるという。確かに後の緻密さはまだ見られない。

10:00-12:00

赤いスケッチブック (1998年・図録) 50冊以上あった内、残った三冊の中の一冊。丹念にスケッチし、緻密に作品の構想を練ったあとがうかがえる。

10:00-12:00

「17歳のエミーリエ・フレーゲの肖像」(1891年作・絵葉書) 弟エルンストの妻の妹。結婚には至らなかったが、生涯のパートナーであり、今際の際にも「エミーリエを…」とその名を呼んだという。

10:00-12:00

「《医学》のための習作」(1897-98年作・絵葉書) ウィーン大学講堂の天井画を依頼されたクリムトは、死を前になすすべのない人の姿を描き、依頼者には受け入れられず大論争になった。

10:00-12:00

「ヘレーネ・クリムトの肖像」(1898年作・絵葉書) ヘレーネは早世した弟エルンストの忘れ形見で、クリムトは後見人を務めた。髪は質感まで描いているのに対して、ざっくりとさせた衣服は印象派の影響とされる。

10:00-12:00

「ユディトT」(1901年作・絵葉書) 旧約聖書外典の一場面は多くの画家が題材としてきたが、女性の一途さ、美、力、恐ろしさを恍惚とした表情で描いたこの作品は、他に一線を画す。額縁もクリムト自身が作成したものである。

10:00-12:00

「ベートーヴェン・フリーズ」(1901-02年作・絵葉書) ベートーヴェンの第九がモチーフ。「ユディト」に始まった「黄金様式」はこの作品で最高潮に達したように見える。

10:00-12:00

「人生は戦いなり《黄金の騎士》」(1903年作・図録) ウィーン大学の天井画を巡る論争などを経験したクリムトの偽らざる心情の表れか…。まさに人生は戦いです。

10:00-12:00

「女の三世代」(1905年作・絵葉書) この作品は「接吻《恋人たち》」などと同様「黄金様式」の傑作の一つとされ、「生命の円環」をモチーフとしている。世代をよく描き分けている。

10:00-12:00

「女ともだちT(姉妹たち)」(1907年作・絵葉書) 縦長の変則的な寸法、女性たちの姿勢、配置や表情は浮世絵の影響であろうとされる。

10:00-12:00

印籠。クリムト自身の所蔵品ではないが、同時代の芸術家たちが目にしたとされる工芸品の一つ。クリムトは甲冑、鐙、兜、漆器、能面などを所蔵していたようだ。それらから影響を受け、様々な着想を得たことは十分にうかがえる。

10:00-12:00

「家族」(1909-10年作・図録) 「黄金様式」に別れを告げ、次の作品のように色彩豊かで絵画的な作品と共に、「死と生」を扱うようにもなっていた。この重苦しさは、非嫡出の自分の子どもたちとその母親をめぐる、クリムトの葛藤ゆえともいわれている。

10:00-12:00

「オイゲニア・プリマフェージの肖像」(1913/14年作・絵葉書) 支援者の妻を描いたもの。「黄金様式」より明るく親しみやすい画風になっている。色彩に中国や日本の手工芸品などの色の組み合わせを取り入れているとされる。

10:00-12:00

「アッター湖畔のカンマー城V」(1909/10年作・絵葉書) クリムトは風景画をかなり描いており、芸術家が多く夏を過ごしたというアッター湖付近は好んで題材にしているという。

10:00-12:00

「猫を抱くグスタフ・クリムト、ヨーゼフシュテッター通り21番地のアトリエ前にて」(モーリッツ・ネーア、1911年作・絵葉書) 55歳の若さで逝ったクリムト。あと数年生きていたら、どんな作品を見せてくれただろうか。そう思わずにはいられない。

1日目の旅ルート

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