まるまるさんの群馬県〜長野県の旅行記
初秋の信州ひとり旅、美術館と寺社巡り〜上林温泉「志賀高原ロマン美術館」・小布施「北斎館」「岩松院」・長野「東山魁夷館」「善光寺」〜
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初秋の信州旅は、美術館と寺社巡り。1日目は横川おぎのやの峠の釜めしから、スタート。長野ー湯田中ー上林温泉へ。お宿には源泉掛け流し100%の温泉があり、日頃の疲れをとりました。宿内併設の展示館「円実」で夏目漱石・壷井栄・林芙美子といった著名な作家の展示物を鑑賞。2日目は「志賀高原ロマン美術館」を鑑賞後、上林温泉ー湯田中ー小布施へと移動。「北斎館」と「岩松院」(北斎晩年の大作である鳳凰の天井図)を鑑賞。重要文化財の「浄光寺」も訪れました。3日目は長野善光寺へ。権堂アーケード街を通り、善光寺本堂お参り後、前日10/5にリニューアルオープンしたばかりの「東山魁夷館」へ。鑑賞後に再び、善光寺を周り、仲見世通りで、食べ歩きしながら、お土産と帰りのお弁当を買い、秋祭りで賑わう歩行者天国をそぞろ歩きながら、長野駅へ向かいました。あっという間の3日間でしたが、美術館・寺社巡りに温泉、地元食材をふんだんに使ったお宿の食事に、食べ歩きと初秋の信州旅を満喫できました。
まるまるさん 女性 / 50代
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- 1日目2019年10月4日(金)
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11:00-12:00
横川ドライブインにて、おぎのや峠の釜めし。陶器の釜にうずらの卵・鶏肉・ごぼう・たけのこ・しいたけ・栗・あんず・生姜がのってます。素朴な味わいに、昔懐かしい思いがします。
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15:00-16:00
本日のお宿。上林温泉「塵表閣本店」著名な文豪や軍人も泊まったお宿です。源泉掛け流しの温泉があり、静寂な空間でした。そこだけゆったりと時が流れている感じがしました。
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16:00-17:00
お宿の中にある展示館。夏目漱石の日記に記された「銀閣に鹿」の襖、壷井栄や林芙美子の書や書簡も展示されてました。クラシックカーも展示されてました。
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18:00-19:00
夕食は、りんごで育った信州牛のしゃぶしゃぶ。霜降りがきれい!このほか、オリジナルメニューのニジマスのそばの実揚げなど、信州食材を堪能できました。
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こちらが、お品書き。女将さんの手書きが温かい。
- 2日目2019年10月5日(土)
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08:00-09:00
朝風呂後に、ゆったり朝食。鶏団子鍋に具沢山の味噌汁に茶碗蒸しなどなど。体にやさしいメニューでした。
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10:00-11:00
朝食後、外に出るとまるで、見送りしてくれているかのように佇んでいました。前日の夜も同じところにおり、早朝は屋根の上を見回りしているようでした。どうもここが定位置のようです。
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10:00-11:00
ここ志賀高原ロマン美術館は、長野冬季五輪の開催(1998年)を記念して建てられたもの。世界的な建築家の黒川紀章氏の設計によるものです。外壁はコンクリートにチタンチップが埋め込まれているそうです。
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10:00-11:00
秋季企画展は、上信越高原国立公園制定70周年記念「山の姿高原の景色」 10/5本日より。
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11:00-12:00
湯田中駅前の足湯(無料)。電車発車までの短い間でしたが、熱めの湯であがったあとは、足が軽くなっていました。気軽に入れるので、すっかりお気に入りです。
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11:00-12:00
湯田中駅にて、特急湯けむりのんびり号。運転席は2階です。箱根ロマンスカーで使用されていたとのこと。
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11:00-12:00
特等席である1番前の席に座れました!車内アナウンスで車掌さんが車窓から見える景色を説明し、「兎追いし、かのや〜ま〜♪」と歌いながらのガイド。旅の気分も上がります。
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12:00-13:00
小布施駅到着。1番に観光案内所へ行き、「北斎館」と「岩松院」メインに「栗の小径」など、街中を散策したい旨を伝えたところ、岩松院へ行くなら、国の重要文化財指定された「浄光寺」に立ち寄るとよいと勧められました。マップに周遊バス乗り場やお昼ご飯のおすすめ箇所をマーカーで色分けしながら、説明して下さり分かりやすかったです。
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12:00-13:00
小布施堂本店正門前。ご自由にお通りくださいとの看板があり、素晴らしい純和風庭園を眺めながら、「北斎館」への近道させてもらいました。
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13:00-14:00
北斎の肉筆画が、予想以上に見ることができました。祭り屋台の天井画の「龍と鳳凰」「怒涛図(男浪・女浪)」は、素晴らしいの一言に尽きます。
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14:00-15:00
「北斎館」前のご当地マンホール。北斎の怒涛図のモチーフのようです。
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14:00-15:00
こちらで、新栗を使った栗おこわを食べたかったのですが、土曜日で観光客も多く時間を外して行ってみたものの満席でした。名物のどら焼きときんつばを買い、ひとまず次の目的地へ向かうことにしました。
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14:00-15:00
「栗の小径」北斎館と高井鴻山館をつなぐ細道。栗の木を敷き詰めた足にやさしい小径に癒されます。
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14:00-15:00
周遊バスのチケット購入場所。中はカフェなので、ガイドセンターと気付きませんでした。チケット購入時、どちらへ?と尋ねられ、「岩松院」と「浄光寺」へ行くと伝えると、浄光寺を先に行かないと帰りの周遊バスが通らないことと、下り道になるので、浄光寺先がよいと教えてもらいました。
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14:00-15:00
険しい岩の階段を上がって行くと、国の重要文化財指定されたという「浄光寺」が見えてきました。階段両わきには、スギの木が並び、「結界」という文字が、頭に浮かびました。室町時代初期に建てられたもので、屋根は茅葺きでした。見事な建築に見入りながら、お参りしました。ただ、ふもとにあるスナックラインの案内までアナウンスしていたのが、微妙な感じでしたが…。
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14:00-15:00
本堂まで、こんなに階段を上がってきたのかと改めて驚きました。
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14:00-15:00
「浄光寺」から「岩松院」へ向かうなだらかな下り道。初秋の里山の風景を眺めながら、のんびりと散策。
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15:00-16:00
お目当ての「岩松院」は最後に訪れました。椅子に座り、暫し天井画を眺めました。171年経っても色褪せることなく、実に鮮やかでした。北斎、80歳を過ぎての大作ですが、本当に大きな画に、圧巻の思いでした。
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15:00-16:00
岩松院の庭へと回り、小林一茶の有名な一句が詠まれた古池を散策。カエル合戦の池にはカエルはいませんでしたが、一茶当時と変わらないであろう風景を眺め、本日の旅を締めくくりました。
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18:00-
2日目のお宿は、ビジネスホテルで。長野駅から少し歩きますが、周辺には飲食店やコンビニもあり、立地が良いです。ひとり旅ですが、ツインの広めの部屋にしてもらっていたようで、夕食は外で食べるつもりでしたが、お弁当を買って部屋で食べることにしました。
- 3日目2019年10月6日(日)
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07:00-08:00
口コミで、選んだ朝食No.1の信州食材をふんだんに使った「かって飯」、展望レストランは16階と眺めが良く、食も進みます。
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10:00-11:00
再び、長野電鉄へ。権堂のアーケードをそぞろ歩いてみたく、長野駅から、権堂駅へ。
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10:00-11:00
権堂アーケード街
権堂商店街は、長野善光寺のお膝元に位置し、賑やかさと歴史的趣きがあるアーケード街です。その昔、善光寺のお参り帰りの厄落しとして、立ち寄られていた場所のようです。
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11:00-12:00
善光寺仁王門。貫禄ある仁王像に胸が高鳴ります。左側が阿形(あぎょう)、右側が吽形(うんぎょう)。さらに仁王像の裏側には、「三面大黒天像」と「三宝荒神像」がありました。どちらも、高村光雲・米原雲海作で像高が約2メートルの立派な像でした。
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11:00-13:00
国宝善光寺本堂。厳格な佇まい。中は152畳という広さで、参拝客でいっぱいでした。 江戸時代初期の建築、さすが国宝!重厚感が違います。一生に一度は善光寺参りというフレーズがありますが、こういうことだったのかと実感できました。
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13:00-14:00
甘酒茶屋「やよい」
お参り後に、小休憩。軽く汗ばんだ後なので、甘酒が身体に染み渡りました。秋晴れの下、心身ともに清々しい思いがしました。
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13:00-14:00
前日の10/5にリニューアルオープンしたばかりの「東山魁夷館」へ行きました。リニューアルオープン記念展では、日本芸術院賞受賞「光昏」のスケッチ図や皇居宮殿壁画の下図も展示されており、名作「緑響く」をはじめ、暫し時を忘れて鑑賞。至福のひと時を過ごせました。
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13:00-14:00
有名な「緑響く」青と緑が大変に美しく、白馬がアクセントになっています。他にも「行く秋」や、京都の「花明り」など、名作の数々にすっかり見入ってしまいました。
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14:00-15:00
再び、善光寺へ。一時間毎に時を告げるこちらの鐘楼は、平成八年に「日本の音風景百選」に選ばれ、平成十年二月七日の長野冬季オリンピックでは、この鐘の音が、開会の合図として全世界に響き渡ったとのことです。
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14:00-15:00
善光寺経蔵
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14:00-15:00
善光寺山門
善光寺山門から見た「大勧進」と大賀蓮。山門に上がるのに拝観料を納め、急階段を上がって行き、順路沿いに回ると、賑わった仲見世通り〜大勧進〜経蔵〜本堂の順に眺めることができます。
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14:00-15:00
大勧進前の大賀蓮側から見た「山門」
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14:00-15:00
ちょうど、七五三ということもあり、可愛いらしい着物を着たお子さんたちが、お参りに来てました。今日は、書物を拝見する時間がなく、また次の機会に。
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信州名物のおやきを食べ比べたり、ご当地ソフトの「シナノゴールド(りんご)」を食べたり、お土産に新ソバや大きなお麩を購入したり、そぞろ歩きも楽しかったです。海外からの観光客も大勢いて、ちょうど、秋祭りということもあり、大変に賑わってました。
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善光寺表参道通り。ちょうど秋祭りということで、歩行者天国になっていました。神輿や獅子舞、学生さんのライブ演奏などなど、大変に賑わっていました。
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小布施の本店で、食べ損ねてしまった栗おこわ。今回は店内ではなく、持ち帰りのお弁当にして列車の中でいただきました。 旅のはじまりは駅弁で、旅の終わりもご当地のお弁当で、締めくくりました。
初秋の信州ひとり旅、美術館と寺社巡り〜上林温泉「志賀高原ロマン美術館」・小布施「北斎館」「岩松院」・長野「東山魁夷館」「善光寺」〜
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