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やんまあさんの滋賀県の旅行記

◆滋賀湖西E◆三井寺特別開扉&大津南部の仏像展

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令和元年!三井寺で秘仏公開続き!作例数が少ない黄不動こと「不動明王立像@重文」と「護法善神立像@重文」が金堂で特別公開!って、見仏して思い出すした「両像とも個別で見たことはあるな」と。。あわせて大津市歴史博物館で「大津南部の仏像」展が行われていた。ネームバリューがない神社仏閣の宝物公開!そこには湖西ならではの平安から鎌倉の仏像たちが出開帳していた!ここ数年、東博&京博&なら博&九博では有名な寺や仏像の特別展が多いが、ここも、負けないくらいの仏像宝庫と言える。 ※大津市歴史博物館の過去仏像展は『◆滋賀湖西D湖東G◆快慶&行快!風情ある醒井テクテク!西円寺御開帳(大津/米原)(https://www.jalan.net/travel-journal/000089401/)』※石山寺&三井寺『◆滋賀大津湖西C◆石山寺・三井寺合同企画・あお若葉!岩間寺秘宝公開(https://www.jalan.net/travel-journal/000081741/)』※大津神社仏閣『◆滋賀:大津・湖西@:大津パワスポ◆石山寺,三井寺,近江神宮,日吉大社,延暦寺ets有名どころ(https://www.jalan.net/travel-journal/000035779/)』

神社ツウ やんまあさん 男性 / 40代

1日目2019年10月26日(土)

国宝・金堂内陣参拝「秘仏結縁」

大津市

天皇陛下御即位を記念し、国宝金堂の内陣の開祖・智証大師ゆかりの秘仏「黄不動尊立像@重文」と「護法善神立像@重文」が開扉された。黄不動は護摩堂、護法善神立像こと鬼子母神は千団子祭りのお堂に安置されているが、今回は金堂でデートしている!?

ちょこっと関西歴史たび「不死鳥の寺 三井寺」キャンペーン

大津市

国宝の金堂を始め、西国第十四番札所の観音堂、釈迦堂、唐院など多くの堂舎が建ち並び、国宝・重要文化財は100点以上ある。令和元年特別開扉。

2日目2019年10月27日(日)

大津市歴史博物館

大津市

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大津市の南部には、瀬田川が琵琶湖から瀬戸内海へ流れている。流通の大動脈の一つでもあったこの川の周辺には、様々な歴史的文化が育まれ、この瀬田川を境として行政区域が分けられていた。西は滋賀郡、東は栗太郡と呼ばれていた。

大津市歴史博物館

大津市

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◆圓福院◆No.1「釈迦如来坐像@重文」は切れ長の目で墨書に快慶作と思わせる「安阿弥」とあるのだが、「御作」と続いており、快慶作ではなさそうで、快慶に憧れを抱いた仏師作なのかもしれない。ちなみにこの本尊は「正法寺」から移されたことがわかっている。あと胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅、釈迦十六善神図と天台宗に多い宝物が展示されていた。

大津市歴史博物館

大津市

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★近津尾神社★祭神の男神坐像を3体展示していた。神像の良さを見つけるのは難しい。熊野三山の神像は国宝と重文で素晴らしいのだが。。。★石山寺★塑像の断片が展示。現在の石山寺の旧式・如意輪観音立像などは、実は一度焼失しているとされ、証拠に大量の塑像の一部が見つかっている。

大津市歴史博物館

大津市

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★膳所不動明王堂★平安後期の典型的な不動明王で「不動十九観」の様式になっている。弁髪で、左牙は下で右牙は上、左目は閉じ気味で右目は見開いた、言うことを聞かない人に怒った大日如来が不動明王に変化した感じが良く出ている。

大津市歴史博物館

大津市

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★立木観音(立木山安養寺)★正式名は「立木山安養寺」だそうで、猫がいないオーソドックスな「涅槃図」が展示されていた。注目は「金剛界式大日如来坐像」で、快慶工房の作例に近いらしく、快慶次世代作としているらしいが、行快、肥後定慶以外だと思うし、慶派ではない気がした。

大津市歴史博物館

大津市

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★正法寺★本尊の千手観音坐像の懸仏が展示されていた。本尊が秘仏の場合、お堂中央の上を見ると懸仏があるところが多い。次に本尊を守護する「二天立像」が登場、四天王で本尊を守護したと思われる。そして「帝釈天立像@重文」などから、延暦寺の横中堂をイメージしていた寺だと思う。延暦寺にあって、ここに無いものが、本尊である。

大津市歴史博物館

大津市

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★法楽寺★半丈六の「薬師如来坐像@重文」が展示されていた。この薬師は甲賀3大仏や南山城などに居そうな、良質な仏像で、普段は12年に一度だけ開帳するため、金箔の残り方もよく、こちらの仏像は慶派と言われると、確かに!と思わせるぐらい良い。

大津市歴史博物館

大津市

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★若王寺★「如来立像」は顔や体型から薬師如来立像だろうと思った。特徴は、右手が覆肩衣を握っており「聖衆来迎院」と同じ様式に気づく。次に「金剛界式ズングリ大日如来坐像」は、近年に見つかった墨書より、大津で2番目に古い仏像となる。平安時代の金剛界式大日如来は珍しいかも。また、3尺程度の四天王立像は地方仏師が造りそうな感じのものだが、古さはある。この寺に宝物が多いのは「佐久奈度神社」の神宮寺だったことが大きいと思われる。★龍音寺★こちらも「佐久奈度神社」の関係が強い寺で、平安時代の「阿弥陀如来坐像」と「地蔵仏像立像」が安置されている。★佐久奈度神社★大般若経が展示されていた。保存状態が良く、般若経を持つことから、この地域も強い神仏習合があったことがわかる。

大津市歴史博物館

大津市

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★長寿寺★平安時代の「聖観音立像」は奈良・大安寺など奈良寄りの立像に感じたが、同時に湖北の寺にも同じ系統の観音がある。★須賀神社★平安時代の薬師如来坐像が展示されていた。

大津市歴史博物館

大津市

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★安楽寺★平安時代作で秘仏「薬師如来坐像@重文」が展示されたいた。穏やかな顔が特徴で平安時代の特徴が良く出ており、顔だけだと阿弥陀如来!と答えそうな良仏である。また、四天王立像も展示され、寺ではガードマンをしており、邪鬼は踏んでいない様式になっている。湖南三山・善水寺や長浜・冷水寺にも似た四天王がおり、この地域の仏師の特徴なのかもしれない。

円満院門跡

大津市

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門跡なので、皇族の出身者が代々の住職を務める寺院となる。987年に村上天皇の第三皇子・致平親王(むねひらしんのう)により「三井平等院」として建立。宇治平等院はこの寺から名を頂いている。話を戻すと、三井寺(みいでら)の隣だが、驚くほど観光客が少ない穴場で、ほぼ人はいない。

円満院門跡庭園

大津市

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池泉式の優美な名庭を眺めつつ一休みすることをオススメする。室町時代の造園家・相阿弥の作と伝えられる池泉観賞式庭園である。昼食時に行ったのだが、なんと待ちが発生している「そば屋」があった。もしや、皇族繋がりの方の店??

勧学院客殿

大津市

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三井寺と大津市立博物館の間にあり、国宝です。原則、非公開で令和元年は特別拝観となっていたので行ったのだが、10月1日から20日限定だった。。残念・・・。

三井寺大門

大津市

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三井寺(長等山園城寺)は古代最大の内乱・壬申の乱で敗れ自害した、大友皇子の子・大友与太王によって建立された。大門は1601年に徳川家康によって甲賀の常楽寺@湖南三山から移築されたもの。

三井寺釈迦堂

大津市

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室町時代の釈迦堂@重文は福井・中山寺や京都・千本釈迦堂などと同じ素晴らしい佇まい。本尊は「清涼寺式釈迦如来立像」が安置されており、なかなかの大きさがあり見ごたえあり。なんで?みんなスルーするんだろう。。

09:00-10:00

三井の晩鐘

大津市

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京都宇治・平等院、京都高雄・神護寺と合わせて日本三名鐘で有名。本寺にある弁慶鐘にならって新鋳しており、弁慶鐘と大きさが同じで、撞座と龍頭の位置を直角にするなどの奈良時代の形式を踏まえているそうです。

園城寺(三井寺)金堂

大津市

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令和元年に、護持仏二尊「黄不動尊立像@重文」と「護法善神立像@重文」を金堂@国宝で公開!内陣参拝があった!その他にも智証大師ゆかりの仏像や宝物が秘仏として大切に安置されているお堂でもある。 国宝・金堂内陣特別参拝!!相変わらずの仏像宝庫です。金堂は豊臣秀吉の正室北政所によって再建されたもので国宝!!

霊鐘堂

大津市

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金堂を出て左手が順路で、霊鐘堂に弁慶鐘がある。そしてここから、さらに山側には生きた孔雀明王が安置されている!?いえ、孔雀が飼育されています。ここが隠れた名スポットです。

三井寺(園城寺)

大津市

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三井寺の本堂・金堂には、本尊として「弥勒菩薩」を安置している。本尊は身丈三寸二分で絶対の秘仏となっており、天智天皇の御念持仏と伝えられている。金堂を出ると北側の順路を進むことをオススメする。

三井寺一切経蔵

大津市

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金堂から天智、天武、持統の三天皇が産湯に用いられたという泉・閼伽井屋と弁慶鐘、孔雀を観た後は「一切経蔵」になる。ここは一切経を安置するための堂で、 内部には一切経を納める回転式の巨大な八角輪蔵が備えられている。ちなみに、一切経蔵は1602年に毛利輝元によって山口・国清寺から移築されたそうです。

園城寺塔婆三重塔

大津市

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三重塔奥の大師堂には唯一無二の黄不動明王立像が安置されている。この黄不動を気に入ったら、京都木津川・神童寺の白不動明王立像@重文を見るべし!!この2寺でしかない不動明王立像である。豊臣秀吉によって伏見城に移築された大和の比蘇寺の塔を 慶長五年に徳川家康が三井寺に寄進したもの。一層目の須弥壇には、木造・釈迦三尊像が安置されています。

三井寺唐院

大津市

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一切経蔵、映画撮影スポット、三重塔、大師堂、最も神聖な場所である唐院となる。理由は開祖である大師の遺命そのままに、唐院の奥深くの大師堂に厳重なる秘仏「智証大師坐像(御骨大師) 」と「智証大師坐像(中尊大師)@国宝」を安置しているからだろう。「智証大師坐像(中尊大師)」は10月29日に開帳する。

園城寺文化財収蔵庫

大津市

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東寺、醍醐寺、法隆寺などと並び、国宝・重要文化財は100以上を数える。文化財収蔵庫@500円がある。最近、名が知れ渡ってきた「べんべん」の初日デビューはここで私たちが会いました。いきなり法螺貝を吹きだしてびっくりしたのを思い出す。それから数回来たが、それ以降いないですね。さて、宝物館は屏風が中心になっている。屏風は興味ないが、これだけ金屏風が並ぶと、部屋に置きたいな〜と思ってしまった。。さて、見仏好きの見どころは、古刹に多いズングリムックリ系の「十一面観音立像@重文」と鬼子母神こと「訶梨帝母倚像(かりていもいぞう)@重文」ですね。

微妙寺

大津市

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べんべんと会える「園城寺文化財収蔵庫」前のお堂。本尊は「天智天皇」の御念時仏といわれる「十一面観音」で、貴重な「黄不動の御朱印」が頂ける。あっ、バカぼんの作者・赤塚不二夫がデザインした十一面千手観音立像がいた!?

三井寺(園城寺)

大津市

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微妙寺&園城寺文化財収蔵庫を拝観したら「本家・力餅」で休憩です。境内と駅前にしかないパワースイーツ!?で、2本とほうじ茶付きで310円。これ、凄く美味しいです!!抹茶のほんのりした甘さがよいです!!

三井寺十八明神社

大津市

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園城寺文化財収蔵庫と微妙寺から坂を登って、三井寺観音堂に向かう途中にある。本来は伽藍を守護する神ですが、 一般には「ねずみの宮さん」と呼ばれ、人々に親しまれている。

三井寺観音堂

大津市

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西国三十三箇所観音霊場の第十四番礼所で、本尊は「如意輪観音@重文」で、天皇即位に伴い、2020年3月から6月に特別開扉される。本尊は一面六臂で、寄木造、彫眼、漆箔像。。お堂は礼堂・合の間・正堂からなり、内部には多くの絵馬が奉納されています。 その中には観音堂再建の様子を描いた「石突きの図」や、その「落慶図」も残されています。

水観寺

大津市

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水観寺は西国薬師四十八番札所です。チーム薬師が揃っており、本尊・薬師如来立像と脇侍の日光・月光菩薩立像は金ピカすぎて、新しいのかと疑う。十二神将は護摩焼けしており、古いのだろうと思わせる。それはさておき、チーム薬師左手に「黄不動明王立像」を発見!!「黄不動の掛け軸」と唯一無二の「黄不動明王立像@秋公開」は秘仏なのだが、ここに小さなものがあった。もしかして、モックアップかも。

風月

大津市

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ここにも「力餅」がある。そして、西国三十三札所のパワースイーツである「三井鐘のおまんじゅ」を試食させていただいた。やっぱ、力餅だな。

れすとらん風月

大津市

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一角で実演販売をされていて、熱々の焼きたてを提供してくれる名菓「引き摺り鐘まんじゅう」を買うべし!!お水を使わず、卵と蜂蜜で生地を作っているそうで、ふわふわ柔らかい生地の中にねっとりした甘めの餡が入っていて、1つから買え、お土産用もある。

三尾神社

大津市

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駐車場あり。琵琶湖疏水をトンネルに突き当たり右手に鎮座し、「みおじんじゃ」と読む。明治維新までの神仏習合においては各寺々は守護神社を祀り、逆に神社では神宮寺が設け、三井寺でも出雲系、伊勢系、異国に起源を持つ神々などが祀られており、ここはその一つ。

長等神社

大津市

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滋賀県大津市三井寺町4-1。天智天皇が近江大津宮へ遷都の際にスサノオを志賀の長等山岩座谷の地に祀られたのが始まり。京都の今宮神社と雰囲気が似ています。特に朱色の楼門が好きです。

3日目2019年10月28日(月)

令和2年3月18日~6月は、天皇即位&西国三十三札所1200年記念で石山寺と三井寺の観音堂の本尊・如意輪観音が特別開扉!普段は33年に一度のこの美仏に注目!!

4日目2019年10月29日(火)

石山寺(滋賀県大津市)

大津市

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大津市歴史博物館「大津南部の仏像-旧栗太群の神仏-」に宝物展示

立木観音(立木山安養寺)

大津市

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大津市歴史博物館「大津南部の仏像-旧栗太群の神仏-」に宝物展示

岩間寺(岩間山正法寺)

大津市

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大津市歴史博物館「大津南部の仏像-旧栗太群の神仏-」に宝物展示

佐久奈度神社

大津市

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大津市歴史博物館「大津南部の仏像-旧栗太群の神仏-」に宝物展示。

建部大社

大津市

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大津市歴史博物館「大津南部の仏像-旧栗太群の神仏-」に宝物展示

◆滋賀湖西E◆三井寺特別開扉&大津南部の仏像展

1日目の旅ルート

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