トシローさんの東京都〜新潟県の旅行記
春の信州3泊4日温泉旅[下諏訪・妙高・飯山・野沢・別所]
- 1日目2020年3月30日(月)
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08:00-09:00
JR高尾駅で甲府行に乗り換えて、初日は長野駅を目指します。途中、下諏訪駅で途中下車し、諏訪大社下社周辺を観光し温泉入湯も予定。ホームの天狗さんに旅の安全祈願をして乗車。
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11:00-12:00
下諏訪駅で途中下車、先ずは駅横の下諏訪観光案内所へ。係の男性に主な観光希望地と所要予定時間を告げると、観光マップを広げながらて的確なコース設定と解説をしてくれました。
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11:00-12:00
先ずは諏訪大社下社秋宮に参拝、鳥居を潜ると「根入り杉」と呼ばれる大杉の先には出雲大社の様な大注連縄を吊るした神楽殿が。
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11:00-12:00
神楽殿裏の神明造り建物が拝殿で、中心に二重楼門と羽を広げたような左右の片拝殿から成ります。今年は御神体は左に遷座されていると観光案内所の方が教えてくれましたので、左拝殿に向かい参拝してきました。
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11:00-12:00
下諏訪名物と言えば塩羊羹、諏訪大社下社秋宮の門前に店を構える「新鶴本店」。明治初期創業の老舗で、塩羊羹の元祖和菓子店です。
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11:00-12:00
下諏訪温泉は甲州街道と中山道が合流する地で、その記念碑の横に錦の湯跡が在ります。下諏訪温泉発祥の地として、神話と共に伝えられています。
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12:00-13:00
諏訪大社下社秋宮から下諏訪温泉街を散策した後は温泉。数多くの共同浴場が有る中、選んだのは観光案内所推奨の「菅野温泉」。レトロな番台が有るシンプルな浴場ですが素晴らしい温泉、僅か240円で入れて頂くのが申し訳ない。
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15:00-16:00
篠ノ井線の篠ノ井駅の手前の姨捨駅、スイッチバックする駅として知られています。ホームからは日本三大車窓と謳われる善光寺平の絶景が広がります。長野市街までハッキリ見渡せました。
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16:00-17:00
夕方JR長野駅に到着、善光寺口から善光寺寄りのホテルへチェックイン。暗くなるまで少し時間が有りそうなので、歩いて善光寺を参拝します。
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16:00-17:00
ホテルに荷物を降ろし身軽になって善光寺へ、仲見世通りは平日とあってやや閑散としていました。令和に入って災害等が続いていますが、何とか堪えて行けるよう祈願してきました。
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16:00-17:00
善光寺周辺の桜も満開、本堂右脇の鐘楼もピンクの桜に囲まれていました。今年の春は日本全国で桜の開花が早かったですが、善光寺も同様に盛りを過ぎようとしていました。
- 2日目2020年3月31日(火)
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09:00-10:00
2日目は北信州ツーデーパスで長野駅から北しなの線で北上し、黒姫駅で途中下車。駅から徒歩10分程の高台に、地元柏原宿出身の小林一茶記念館が在ります。残念ながら休館中でした。
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09:00-10:00
黒姫駅の東方は北国街道の柏原宿、柏原物産館の隣に小林一茶の旧宅跡が在るので訪れました。これが小林一茶の旧宅?と一瞬思ってしまうような、土蔵みたいな小さな建物でした。実は母屋は大火で焼失し、焼け残った土蔵でその生涯を閉じたそうです。
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09:00-10:00
大きな黒姫山を背後に控える地場産品の物産センター、国道18号線沿いの大水車が目印です。信州信濃地方の名産品を多数揃えていますが、伝統工芸品である「信州打刃物」と呼ばれる包丁や鉈も展示販売されていて目を惹きました。
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09:00-10:00
黒姫駅に着いた朝方は少し曇っていましたが、周辺散策して黒姫駅に戻る頃にはすっかり晴れて目の前に大きな黒姫山が。昨年、惜しくも亡くなられた故関脇黒姫山関の雄姿を思い起こしました。
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10:00-11:00
黒姫駅から妙高高原で妙高はねうまラインに乗り換えて、北信州ツーデーパスの北限である上越妙高駅まで。途中の車窓からは黒姫山とは対照的な妙高山が奇麗に見えます。
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11:00-12:00
上越妙高駅の西口を出ると直ぐ、北信五岳が奇麗に見えました。見晴らしの良い平野部が釜蓋遺跡として保存されていて、遺跡と共に景観も保護されています。
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11:00-12:00
上越妙高駅北口を出ると直ぐの場所に在る日帰り温泉施設、地下1500mから湧き出る泉質はpH=8.3のトロトロ・つるつる温泉。明日4/1から入湯料が値上げみたいでギリギリセーフ、湯上り用の乳酸飲料までサービスされてWラッキー。
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13:00-14:00
上越妙高駅から折り返して、豊野駅で飯山線に乗り換えます。乗り換え時間を利用して、豊野温泉りんごの湯へ、昨秋の台風19号の被害で一時休業していた様ですが再開していました。
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14:00-15:00
豊野駅から飯山駅へ向かう飯山線の車窓から見える千曲川。昨年秋の台風19号による洪水被害の爪跡である流木等の残骸が、河岸のあちらこちらにまだ見受けられました。
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15:00-16:00
飯山駅舎の1階に在るお洒落な観光案内所、地場産品の販売コーナーは都会の一流ショップの様なレイアウトです。飯山駅からは北信州ツーデーパスで乗れる長電バスで、今夜の宿である野沢温泉に向かいます。
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16:00-17:00
飯山駅前から長電バスで40分弱で野沢温泉に到着、バス停近くの観光協会に寄って温泉街のマップを調達。とりあえず温泉街を一巡り、温泉街の雰囲気と主な外湯の場所をチェック。
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16:00-17:00
野沢温泉のシンボル的な天然記念物の麻釜、釜から濛々と上がる湯気からは湧泉の温度の高さが窺えます。約40年前は春スキーで何度か訪れましたが、雪が少ない今年の様なイメージは記憶に有りません。
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16:00-17:00
麻釜では地元の方々が野沢菜などの野菜も洗うそうです。暖冬の今年は春の山菜の出も早く、それらも朝ここで湯がいて食べるそうです(※翌朝の朝食時にとうたち菜のおひたしを頂いた際、宿の女将さんより)。
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16:00-17:00
野沢温泉源泉の麻釜そばの老舗土産物店である黄金屋さん、野沢菜漬けを筆頭に野沢温泉らしい地場産品の加工品が数多く並びます。
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17:00-18:00
予約した宿にチェックイン後、近くの外湯「新田の湯」へ。先客が居らず湯の熱さを我慢して痺れながら入っていましたが、後から来た地元の方が「これじゃ熱いよと」水をうめてくれて助かりました。
- 3日目2020年4月1日(水)
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06:00-07:00
朝風呂をいただく前に、温泉街の北東高台に鎮座する湯沢神社へ。脇に大きな老杉が立ち並ぶ百段余りの石段を本殿まで登り参拝してきました。
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06:00-07:00
湯沢神社のすぐ横には健命寺が、本堂や鐘楼には立派な木彫りの彫刻が施された古刹です。野沢菜発祥の寺だそうで、江戸時代の住職が京都から持ち帰った蕪の種が元だと伝えられています。
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06:00-07:00
朝風呂は「麻釜の湯」か「大湯」のどちらかと迷いましたが大湯にしました。数十年前の若かりし頃にスキーで訪れた際は、幾湯もはしごしましたが今回は1湯で十分でした。
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06:00-07:00
朝市が行われる朝の大湯通りは平日なのでひっそり、開催は5〜10月の日曜日のみだそうです。大湯で火照った身体を冷ましながら通りを抜けて帰宿。
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11:00-12:00
野沢温泉から長野駅へ戻り、長野電鉄長野線で小布施駅へ。駅舎内の小布施総合案内所は、喫茶コーナーも併設されていて便利です。歴史と栗の町ですから、そのテーマに沿って町中散策へ。
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12:00-13:00
晩年を小布施で暮らした葛飾北斎に因み建てられた北斎館、90歳で亡くなる直前まで小布施で制作活動をしていたとは知りませんでした。老いても創作意欲は旺盛であったことが、当時の作品からも窺えます。
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12:00-13:00
高井鴻山とは葛飾北斎の門人で、高井家は代々小布施の豪商の家系。葛飾北斎が晩年に小布施で暮らし創作活動を行ったのも、鴻山の支援が有ったからだそうです。
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12:00-13:00
「小布施に行くなら栗羊羹ネ。」という愛妻のリクエストに応えて、北斎館隣の栗庵風味堂さんへ。食べやすい一口サイズの「ちび栗ようかん」を購入しました。
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16:00-17:00
小布施駅〜長野駅〜上田駅へ移動。上田駅からは上田電鉄別所線で、予約しておいた別所温泉へ。上田駅から次の城下駅までは代行バス、昨年秋の台風被害で千曲川の鉄橋が流されて復旧工事中のため。
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16:00-17:00
終点の別所温泉駅を出ると「信州の鎌倉 別所温泉」の大きな看板が、駅前の雰囲気からは鎌倉のイメージは湧きません。温泉街は駅から歩いて15分位と観光案内所で聞いて、楽しみにしながら歩いて向かいます。
- 4日目2020年4月2日(木)
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06:00-07:00
早朝、旅館の朝食前に別所温泉街を散策、「信州の鎌倉」の風景を求めて先ずは旅館近くの北向観音へ。本堂では住職さんが朝の読経を上げておられました。厄除け観音としても有名で、芸能人等の信仰も厚いようです。
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06:00-07:00
北向観音本堂横の斜面には懸造りの温泉薬師瑠璃殿が建ち、その下には松尾芭蕉の句碑や北原白秋の歌碑等多くの石碑が並んでいます。
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06:00-07:00
別所温泉街には幾つかの外湯が在り、早朝から地元の方も多く利用しています。真田幸村公の隠しの湯として有名な石湯はとても立派な外観です。
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07:00-08:00
安楽寺は長野県最古の禅寺であり、創建は平安時代と伝えられています。とても美しい境内を歩いて、別所温泉が信州の鎌倉である事を確信しました。いや、鎌倉をも上回る素晴らしさかも知れません。
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07:00-08:00
北向観音の本坊でもある常楽寺は、山全体が境内といった広大な寺院です。近くの安楽寺とはやや趣が異なりますが、こちらも周囲の自然と融合する様に配された美しい伽藍を有しています。
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10:00-11:00
上田電鉄別所線の千曲川鉄橋、昨秋の台風被害により流された橋の架け替え工事が進んでいます。工事が終わり完全復旧までは、まだ後1年程掛かるそうです。
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15:00-16:00
帰りの中央本線沿線はどこも桜が満開、勝沼ぶどう郷駅横の甚六桜も見事に咲いていました。各駅停車の車窓から、長い時間ゆっくりと花見が出来るのもまた楽しみの一つです。
春の信州3泊4日温泉旅[下諏訪・妙高・飯山・野沢・別所]
1日目の旅ルート
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