たかちゃんさんの北海道の旅行記
2020夏の大雪山旭岳散策＆美術館・花畑（北海道）
- 家族（親と）
- 3人〜5人
- 芸術・文化
- 自然
- グルメ
以前から暑い夏には涼しい山や高原を訪れたいと思っていました。8月18日、毎朝眺めていた大雪山旭岳のライブカメラの映像を見ると快晴でした。そこで急遽、大雪山の旭岳へ向かいました。お客さんが少ない今年のロープウェイ料金は国民割というのがあり私は往復3200円の運賃が500円引きで、そして妻と身障者の義母の2人は半額で乗車できました。義母が姿見の駅で降りて駅で待っている間、私と妻で高低差のある散策路を往復1時間半弱、約２ｋｍ歩きました。思った以上に道は悪く、傾斜も急で大変でした。でも、約二十年ぶりの山歩きだったので高原の美しい景観に大満足。とても充実した時間を過ごすことができました。そして、その数日前に訪れた後藤純男美術館、上野ファーム、フラワーガーデン、かんのファームも少しですが、紹介したいと思います。
北海道ツウ たかちゃんさん 男性 ／ 70代
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- 4コメント
- 1日目2020年8月13日(木)
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12:00-13:00
上富良野町にある後藤純男美術館を訪れました。
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12:00-13:00
お昼の時間だったので、まず、２Fレストランで昼食です。「ふらのグリルランチ」をいただきました。パプリカソースのかかった新鮮野菜とジューシーなかみふらのポークのおいしさは予想以上でした。
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13:00-14:00
私の好きな後藤澄男は千葉県生まれで日本美術院展覧会に22歳で初入選を果たし、内閣総理大臣賞の受賞や旭日小綬章の受章、そして東京藝術大学美術学部の教授も務めた日本画の巨匠です。若い頃から北海道を廻りその厳しい自然に魅せられたという後藤純男は上富良野にアトリエを構え、1997年、同じ場所に後藤純男美術館が開館しました。この美術館には純金や天然岩絵具で描く色鮮やかな作品を約130点余り展示しています。うれしいことにフラッシュを使わない限り写真撮影はフリーです。
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13:00-14:00
これは2020年3月から首相官邸に貸し出されていた絵画です。金屏風に満開の桜、爛漫の春ですね。目が釘付けになりました。あまりの美しさに見とれてしまい残念ながら作品名はチェックし忘れました。
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13:00-14:00
2002年に描いた「十勝岳連邦」182×636cmです。アトリエの窓から眺められる十勝岳連邦を絵にしたそうです。冬山の厳しさや神秘的な美しさも伝わってきます。
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13:00-14:00
中国の黄山を描いた横幅14ｍの超大作「雲海黄山雨晴」1984年180×1400cmです。その大迫力には圧倒されて言葉が出ません。
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13:00-14:00
2016年に日本芸術院賞・恩賜賞を受賞した「大和の雪」です。古寺の持つ荘厳な雰囲気や雪景の静寂さが伝わってきます。授賞式で天皇陛下と御一緒の写真も展示されていました。複製やリトグラフ（版画）が多く出回っていて本当の大きさはわかりません。他にも多くの素晴らしい作品が展示されています。是非多くの方に訪れて鑑賞していただきたい美術館です。
- 2日目2020年8月14日(金)
- 3日目2020年8月15日(土)
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11:00-12:00
お盆の時季に訪れました。年間パスポートを利用し何回も訪れているのですが、秋まで季節ごとに咲く花の移り変わりを楽しめます。まず、楽しみにしているのはこの額縁状の生け花で多くのみなさんが撮影していく写真スポットです。エキナセア、テッポウユリ、フロックス、紫陽花等、そして何と野草のアワダチソウも加えて飾られています。
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11:00-12:00
ちなみに、これは2週間前8月1日のものです。今回と同じ花も違う花もあります。種類は少な目で赤系統が多いですがきれいです。
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11:00-12:00
ミラーボーダーには色とりどりのエキナセア、フロックス、鉄砲ユリ、モナルダ、コスモス等が咲き誇っています。それにしても色の配置が見事です。
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11:00-12:00
ノームの庭の池には濃いピンク色のハスの花が咲いています。
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11:00-12:00
ハスは元々北海道にはないものなので株を取り寄せて植えたそうです。
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11:00-12:00
この場所は初夏の花は終わり、野草もかなり成長して野趣あふれる自然な感じです。
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風がないせいか、場所を変えて眺めると池の水は鏡のように澄んでいます。
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11:00-12:00
パープルウォークの庭にはダリア、赤・白・ピンクのフロックス、タチアオイ、そして野草のエゾノヨロイグサもありました。
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11:00-12:00
サークルボーダーには多くの種類のバラが咲いていました。
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12:00-13:00
散策の後で「森のいちごソフト」をいただきました。「フランポワーズ」という木いちごのピューレをたっぷり使っています。なめらかなソフトクリームとの相性が良く、甘さと酸っぱさがマッチしていますね。
- 4日目2020年8月16日(日)
- 5日目2020年8月17日(月)
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14:00-15:00
この日の目的地「かんのファーム」のそばにあるスポットなので立ち寄りました。前回、まだ小さかったマリーゴールドがぐっと大きく成長し、色も輝きを増しました。
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14:00-15:00
撮影用の額縁を通して眺めるとりっぱな絵画のようです。
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15:00-16:00
赤、白のサルビアに挟まれる緑のコキア。真赤に色づく秋が楽しみです。
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15:00-16:00
かんのファームです。国道沿いの目立つ場所なので立ち寄る人も多いです。
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15:00-16:00
色違いのマリーゴールドや多くの種類のサルビアで作られた花畑ですが、配色が見事です。赤いサルビアのハートマークが一際目立っています。
- 6日目2020年8月18日(火)
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10:00-11:00
かねてから訪れたいと思っていたのですが、朝、旭岳のライブカメラの映像が快晴だったので、思い切って出かけることにしました。途中、私のお気に入りのお店「ちゃみせ」で腹ごしらえ用の玄米おにぎりを買い求めました。
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10:00-11:00
旭岳に近い忠別ダムに立ち寄り湖の向こうの山を見ると何と上部には雲がかかっています。ふと不安がよぎりました。でも、山の天気は変わりやすいので、また天候が回復することを祈り目的地に向け車を進めました。
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12:00-13:00
山に着いてからもあまり天気は回復せず、昼食を食べて帰ろうとしたとき、山を見ると何と山の上部の雲がなくなり晴れてきているではありませんか。また、方針転換で、急いでロープウェイに乗りました。
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12:00-13:00
お客さんが少ない今年は私が国民割で往復3200円の運賃が500円引きで、そして高齢の身障者の義母と付き添いの妻の2人分が半額で乗車できました。こちらのロープウェイの更にいいところは乗り場は2階ですが、エレベーターがあるので階段を歩かないでもすむことです。
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12:00-13:00
青空の中の空中散歩は気分爽快です。
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12:00-13:00
先ほど立ち寄った忠別ダムもうっすら見えます。
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12:00-13:00
秀峰旭岳を背に建つ姿見駅が見えてきました。
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12:00-13:00
ロープウェイを降りたら、東側には当麻岳。
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12:00-13:00
そして南側は広大な湿原「御田ノ原」です。
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12:00-13:00
駅ではガイドの方が旭岳、姿見の池散策路の歩き方等について説明してくれます。
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13:00-14:00
ここからは義母は駅でしばらく休憩します。でも、青空の下、広大な樹海、迫力ある旭岳や山並みを眺められてとても満足していました。そして、私と妻はここから姿見の池自然探勝路を進みます。
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13:00-14:00
山頂までの登山道でもある散策路はかなりの山道で石もごろごろと転がっています。
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15分位歩くととても見晴らしの良い場所に出ました。雄大な旭岳が眼前に迫ってくるようです。
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13:00-14:00
当麻岳も優美で美しい。
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13:00-14:00
その場所から、すぐ上に向かって階段を３〜４ｍほど登ると、一つ目の小高いスポット第1展望台に着きました。緑の低木樹林の上に褐色の活火山は威容を誇っています。
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13:00-14:00
周辺の緑ももう2週間もすると紅葉に変わるでしょう。
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13:00-14:00
北海道の最高峰旭岳の雄大な眺めです。
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13:00-14:00
旭岳の反対方向を見ると下界が一望でき、その高さを実感できます。まさに天空のテラスです。
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13:00-14:00
一服してから、旭岳と当麻岳のコラボを眺めながらまた「姿見の池」目指して歩きました。
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13:00-14:00
散策路横に咲いていたエゾオヤマリンドウです。
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13:00-14:00
石室と姿見の池のそばにある鐘も見えてきました。でも姿見の池手前100mほどの間はかなりきつい山道でした。
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13:00-14:00
息を切らしながら登ってやっと目的地「姿見の池」に辿り着きました。空が青いので池の水も青くてきれい。疲れも吹き飛びます。
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13:00-14:00
多くの人がここで休んでいきます。
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13:00-14:00
旭岳は大雪山連邦の中でも他の山からは少し離れて独立した山なので美しさもより際立ちます。これだけ晴れていると山頂もはっきり眺められて登りたくなりますね。でも、ここからは約2時間かかります。もちろん、今の私には体力的に無理でしょうね。
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14:00-15:00
風が収まりかけたので旭岳の姿が水面にうっすら映って見えました。無風になると水が鏡面になって最高なのですが、自然はそんなに甘くはないですね。
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14:00-15:00
噴煙のそばまで来ると硫黄臭がきつくなり、躍動する地球を感じます。
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14:00-15:00
ここから山を背にして帰路につきました。
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14:00-15:00
散策路の中ではここからが当麻岳が最も近く見える場所です。
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14:00-15:00
可愛らしいコケモモの実がなっていました。夏の終わりを感じます。
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14:00-15:00
夫婦池が見えてきました。姿見の池が1000年位前からの水蒸気爆発でできたのとは異なり、この池は数千年〜数万年前に起きた旭岳の小噴火口跡に水がたまったものだそうです。
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14:00-15:00
ここからははっきりと2つの池が見えました。
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14:00-15:00
これは大きい方の鏡池です。水は驚くほど透明で底までしっかり覗くことができます。
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14:00-15:00
そして、ここを登ったところが第3展望台です。
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14:00-15:00
これは展望台から見える小さい方の池、すり鉢池です。
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14:00-15:00
第3展望台から少し進むと、通路反対側に満月沼が見えてきました。
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14:00-15:00
小さな青紫のミヤマリンドウの花を見つけました。高山植物は強い風のためか背が低く地を這うようなものが多いですね。
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14:00-15:00
このあたりは高山植物が群落をつくる場所です。ミヤマアキノキリンソウの黄色い花が咲く周辺には花を咲き終えて綿毛になったチングルマが群生していました。
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14:00-15:00
コースをほぼ廻り終えてロープウェイ姿見の駅が近づいてきました。
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14:00-15:00
ここにはミヤマアキノキリンソウ、シラネニンジン、そして綿毛になったチングルマが混生しています。
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14:00-15:00
シラネニンジンをアップにするとこんな感じです。
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14:00-15:00
ロープウェイ駅まで戻ってきました。1時間半弱でしたが、夏の終わりの旭岳を満喫することができました。駅で食事をしたり本を見ながら待っていた義母が手を振って迎えてくれました。
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14:00-15:00
これから下界へ戻ります。散策路、展望台等はもちろんですが、100人乗りのゴンドラも往復ともに乗っているのは十数人、３密からはほど遠い空間で気持ちも楽でした。天空の楽園散歩は終了です。
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15:00-16:00
帰りには道の駅で休憩しました。
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15:00-16:00
一番人気の「きらりソフト」です。
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15:00-16:00
季節限定の４種のベリーのソースがかかった「berry berryソフト」もいただきました。ほどよい甘酸っぱさがなめらかソフトに合います。疲れた体にさわやかな甘さが染みわたりました。
2020夏の大雪山旭岳散策＆美術館・花畑（北海道）
1日目の旅ルート
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