たれれったさんの奈良県の旅行記
奈良・飛鳥地区を歩く1日 古墳と棚田と山の辺の道
- 1日目2020年9月21日(月)
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09:00-10:00
大神(おおみわ)神社までは車で行きました。朝9時過ぎに着いたのですが、大神神社の無料駐車場は6割がた埋まっていました。ここからは、神社に向けて歩きます。参道には屋台も並んでいました。大きな鳥居の脇の駐車場から徒歩5〜6分です。 大和国の一之宮で、三輪山をご神体とする大神神社。拝殿は駐車場からすぐですが、ここから三輪山詣での登山をする方もいらっしゃるようです。 奈良という歴史ある土地の古来からのお寺で、境内は重々しく、御神体が三輪山なので周囲を森や山に囲まれた中に拝殿があります。自然と一体化した中にお寺があるという感じです。厳かな場所でした。
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10:00-10:00
大神神社拝殿の近くにある、狭井(さい)神社。病気快癒や疫病除けを祈願する神社とのこと。薬にまつわる神様でもあり、参道は「久すり道」との碑がありました。三輪山への登山受付があります。境内には御神水が湧いており、飲むことができます。
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10:00-11:00
ご神体は三輪山で、山中には、神霊を宿した岩があるとのことです。ですので、お詣りする対象は三輪山であり、この桧原神社境内には本殿や拝殿はなく、三つ鳥居だけがあります。 大神神社から山の辺の道を歩いて桧原神社まで来てお参りすると、周囲をかこむ緑の大木に守られているような感覚にもなり、敬虔な気持ちになります。
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10:00-11:00
大神神社から狭井神社を通り、桧原神社まで山の辺の道を歩きました。往復1時間ちょっとの行程ですが、杉林の中を通る石畳の道あり、田園風景の中に秋の野の花が揺れる箇所ありと、いろんな表情を見せてくれる道。 全行程を歩くには一日がかりのようですが、大神神社と桧原神社の往復だけだったら1時間半あればいいので、おすすめ。 ただ、舗装されていない道もありますので、歩きやすい靴がいいです。帽子や虫よけ、飲料も必携で。
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10:00-11:00
山の辺の道は、途中でこうした風景にも出会えます。のどかな空間です。
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11:00-11:00
展望台の前にかなり大きな木が枝を伸ばしていて、ほとんど展望できず残念でした。ベンチがいくつかあり、ここでお弁当を広げている人もいました。天気が良いので、木々に囲まれ気持ちよさそうです。大神神社の大鳥居はかろうじて見下ろせました。
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11:00-11:00
久延彦(くえひこ)神社。ここは、知恵の神様です。大美和の杜展望台の近くにありました。
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11:00-12:00
日本三大素麺のひとつと言われる三輪そうめんの老舗「森正」でいただく冷やしそうめん。大神神社詣でと「山の辺の道」を歩いた後なので、「冷やしそうめん」(1000円)おいしかったです。冷たいお出しにひたった麺が出てくる「冷やし長そうめん」(1600円)もあります。奈良名物・柿の葉寿司もいただきました。人気店らしく、早めに行ったほうが良さそう。私たちがお店から出たのが12時でしたが、この時は何組か並んでいました。金額はいずれも2020年9月のものです。
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12:00-14:00
大神神社から車で、石舞台地区へ来ました。石舞台地区駐車料金は500円でした(2020年9月現在)。 駐車場の周囲にはお土産屋さんが並び、ここからレンタサイクルを利用する人も多くいました(ただ、周囲の道は車も多く、あまり自転車には向いていないと私は感じました)。 棚田が広がり、展望台などもあり、いにしえの都の面影をたどりながらめぐるにはとても良い場所だと思います。 この地域の歴史を知ってから行くと、ロマンも感じられてワクワクします。
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13:00-14:00
奈良時代の王朝があった飛鳥(明日香)の地は、なだらかな丘に囲まれた自然豊かな一帯で、いまはのどかな田園風景が広がります。1500年前もこうだったかもしれないと思うような物静かで穏やかな時間がゆっくりと流れていて、喧騒から離れてただ黙って歩いてその世界観を肌で感じたい、そんな場所でした。9月下旬は、刈り取り前の稲穂が棚田に広がって、風に揺れていました。「大化の改新」前後の歴史を知ってから行くと、古代史ロマンがいっそう感じられます。
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13:00-14:00
石舞台から歩いて「稲渕の棚田」までいく途中、このあたりが「祝戸地区」のようです。なだらかな丘に囲まれたのどかな田園地帯で、このあたりの棚田は「日本の棚田百選」にも選定されているとのこと。ゆっくりのんびり、散策をするのに最適です。9月下旬は稲田の間に彼岸花が咲いていて風情がありました。
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13:00-14:00
棚田のあぜ道に鮮やかな彼岸花が。彼岸花の別名、曼殊沙華は仏教(法華経)にもゆかりがあると言われているそうで、仏教文化の地、奈良によく似合うと思いました。石舞台古墳の見学と合わせて周囲の祝戸地区を徒歩でまわれば、田畑の間に赤い曼殊沙華があるいは点在し、あるいは群生し、素朴な風景を彩る姿がゆっくり見られます。
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14:00-14:00
国内最大級規模の石室を持つ古墳で、周囲の盛り土はなく、組み合わさった巨岩がそのまま現れています。誰のお墓なのかはまだ不明のままのようです。中に入って見学することもできます(このエリアに入る際に有料です)。 内部に入ると岩の隙間から日が差し込んできます。この巨大な岩をどうやって積んだのか、考察のためのパネル展示なども公園の入り口にありました。 蘇我氏が権勢をふるった時代、おそらく為政者の権威を誇るために作ったのであろう大きな石の古墳を見ながら、古代からの人々の暮らしぶりに思いを馳せました。
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14:00-15:00
国営飛鳥歴史公園高松塚周辺地区
明日香村(高市郡)
緑豊かな公園としてきれいに整備されている一帯です。石舞台地区から高松塚地区までは車で移動し、駐車場に車を置いて、高松塚古墳まで歩くときにこの公園を通りました。市民憩いの場らしく、芝生広場には家族連れが遊んでいました。おそらく近隣の方が練習中なのでしょう、三味線の音が聞こえてきました。のどかな時間が穏やかに過ぎていきました。
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14:00-14:00
ニュースなどでよくその名を見る高松塚古墳。思っていたより小ぶりでした。きれいな形をしていて、周囲は整備されています。外からながめるだけです。 ここで発見された壁画により、その名が広く知られるようになったのかな。 すぐ近くにその壁画館があるので、古墳の回りを一周してながめてから壁画館に向かいます。
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14:00-15:00
壁画館で、飛鳥美人に会いませんか? 高松塚古墳を一躍有名にした壁画の数々が見られます。飛鳥美人は、この壁画の中でも有名な女子群像図です。四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)の姿や星座が描かれた壁画の復元図や古墳の副葬品などが展示され、古代ロマンに思いをはせながら見学できます。それほど大きな施設ではありませんが、展示品はとても充実していて、時間をかけてじっくり見学できました。色鮮やかに復元された壁画が印象的です。大昔の人も夜空を見上げて星座を見ていたんだなぁ、それを絵に描いたんだなあと思うと、わくわくします。
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15:00-15:00
昔ながらの街並み「今井町」を見学するときにまずここの駐車場に停めて「今井まちなみ交流センター花甍(はないらか)」に寄り、周囲の地図を頂きました。駐車場は有料で、1時間200円くらいだったかな(うろ覚えです)。花甍の建物は明治時代に建てられたものだそうで、趣がありおしゃれな外観でした。建物の中の見学もできるようです。私は時間の都合上、今井町の散策用に、受付で地図だけ頂いてきました。
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15:00-16:00
いくつもの区画にわたって古い町並み(建物)が続く、今井町です。交流センターでいただいたマップを片手にのんびりと散策しました。時代劇の中にまぎれこんだような感覚(妄想)になります。実際にドラマのロケなどでも使われているとのことです。街の中を歩き建物の様子を眺めているだけで楽しいですよ。有料で、中に入って見学できる町屋もあるらしいです。
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15:00-16:00
9月下旬とはいえよく晴れた日で、今日は飛鳥地域や高松塚地区などあちこち歩いてきたので喉が渇き、「かき氷」の案内が出ていたこのお店に入りました。古民家(なんと江戸時代の建物を生かしているそうです)でいただく甘味で、店内も雰囲気バッチリでした。昔ながらの街並み・今井町散策の気分のままティータイムも楽しめました。 今井町にはほかにもカフェ、喫茶店などがあります。
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16:00-16:00
今井町の街並みの中には、有料で入場できる建物がいくつかあります。 私たちは時間の関係上、入場はしませんでしたが、散策しながら外観だけ眺めました。外からも十分建物の趣を楽しめましたが、中に入れば間取りや生活の様子なども見られて、さらに楽しめそうですね。
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16:00-17:00
初代天皇の神武天皇とその妃を祀る神社です。橿原神宮自体の歴史はそれほど古くはなく、明治時代に民の請願によって建立されたとのこと。 広い境内に、堂々とした門や拝殿が広く配置され、ゆったりとした中に静謐な荘厳さがありました。心静かに敬虔な気持ちになれます。駐車場は有料でした。
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16:00-17:00
橿原神宮にある稲荷神社。ずらりと並ぶ赤い鳥居が神秘的です。
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17:00-17:00
橿原神宮は明治時代の建立ですが、この池は平安時代からあったとか。周囲はきれいに舗装され、木々も整備され、市民がお散歩していて憩いの場のようでした。湖畔の柳の葉が湖面に向けて揺れていました。 橿原神宮でお詣りし、境内を散策するとそろそろ夕暮れ時となりました。今日の、奈良・飛鳥をめぐるドライブはこれをもって終了し、帰路につきます。
奈良・飛鳥地区を歩く1日 古墳と棚田と山の辺の道
1日目の旅ルート
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