メタボ大王さんの長野県の旅行記

伊那谷縦断U 遠山郷〜昼神温泉泊〜小野宿〜善知鳥峠
- 1日目2020年11月26日(木)
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程野IC仮出入口
急きょ喬木村経由で旧上村へ行った。251号線は途中狭くなるので、弁天橋から83号線を上がり氏乗(うじのり)から251に入り、まだ無料の矢筈トンネルの喬木ICから程野ICを抜け旧上村に入った。
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トンネルを出て上村川と支流の合流地点の左手に観音像があった。
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村の茶屋は準備中の看板が出ていた。脇に遠山郷の大きな案内看板とジオパークの地図があった。
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旧上村へは下条村、阿南町、天竜村を経由する道があるが、今回は三遠南信自動車道用のトンネルが開いている喬木村から。
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旧上村と旧南信濃村が飯田市と合併したが、中央道の飯田山本ICから延びる三遠南信自動車道が整備されつつある。飯田市の天竜峡から上久堅を経由して遠山郷に入り静岡県新城市から浜松市で新東名とつながる。高速がつながれば赤石山脈を望む「しらびそ高原」や「チロルの里」といわれる「下栗の里」などが手軽に行ける時代が来る。
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中央構造線の通る遠山郷はジオパークでもある。隕石の衝突したためのクレーターやカルデラ噴火の跡地など日本列島創造の歴史をたどることもできる。
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中央構造線に沿って流れる上村川。日本のチベットといわれ秘境であった遠山郷も高速が完成すれば手軽に来れる。40年前、喬木村から狭い山道と暗いトンネルを抜けた思い出があるが、今回はあっと言う間に来てしまった。
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遠山郷の「霜月祭」上村上町の伝承館。旧上村、旧南信濃の各地に霜月祭が伝承されており地区により舞が違うよう。天白様と呼ばれる神は、海人族の星神とも産鉄の神とも遠山氏の死霊を慰める神とも。全国の山々を渡り歩いた「サンカ」の人々が最後に居住した場所でもあった。柳田國男や椋鳩十が遠山郷で取材しているが死語となっている。
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上町の霜月祭の説明板。
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飯田市上村自治振興センター
旧上村の役場だった施設。静かなこの谷も昼夜なく轟音が響く高速道が貫く。神々もびっくりな時代がそこまで来ている。
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タルト専門店 小恋路
飯田線の市田駅近くのタルト専門店「小恋路」でショートケーキをGoTo Eat券で購入。
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昼神温泉の隠れ屋的な休憩場所。知り合いにすすめられ宿に行く前に寄ってみたが休みであった。コロナの影響なのかは不明。
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阿知川沿いの老舗宿。中日ドラゴンズの定宿であったが最近はランクが落ちたよう
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夕食。コロナの影響で団体客がいないので広く感じる。リーズナブルな値段なのでそれなり。風呂までの廊下が長く壁一面に中日ドラゴンズの写真が飾られている。風呂は夜と朝に男女が入れ替わる。巨石を使った豪華な露天風呂を独り占め。
- 2日目2020年11月27日(金)
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ホテルロビーにある阿智村出身の写真家・童画家:熊谷元一の童画。昼神温泉の真ん中に「熊谷元一写真童画館」もある。
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御嶽海の浴衣と手形。昼神温泉から256号線で清内路峠を越えると南木曽の妻籠宿になる。木曽郡上松町出身の第二の雷電為右エ門の活躍に信州をあげて一喜一憂している。
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朝食はバイキング。席は離され消毒も徹底。
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ホテルを出発。飯田市山本のコメリを左折して山裾の道を。「ふる里かあちゃん市場」はまだ開店前だった。
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山本ぼくちそば。信州の山里ではオヤマボクチの葉を乾燥させたものをつなぎにそばが作られている。飯山、木島平、野沢温泉、小谷などにあるがここにもあるよう。
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山本地区から飯田市街地を望む。山裾に旧石器・縄文遺跡があり、弥生時代には天竜川沿いに、そして古墳時代にはヤマト王権とつながりを持つ馬匹集団が巨石を使用した古墳を次々と造って行く。
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コメダ珈琲店飯田座光寺店
飯田市内の知人宅に寄り一緒に「コメダ珈琲飯田座光寺店」で昼食。昼プレート、小倉ホイップサンド等を注文。ボリューム満点。
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信州里の菓工房。2回目の訪問。前回はできたてモンブランを求める人が列をなしており、時間がなかったので諦めた。今回は並ばずに。
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「できたてモンブラン」のSサイズドリンクセット900円を注文。メレンゲ、生クリームの上に細い栗ペースト出てくる様子が感動的。外のテラズでゆっくり堪能した。
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三州街道、伊那街道の面影を残す小野宿。江戸時代当初に中山道の宿場として作られたのが始まりのよう。建物は庄屋だった小野家。県宝。
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新潟県糸魚川から運ばれた塩は塩尻まで。松本藩であった北小野はこの塩を。対して南小野は遠州や三河から運ばれた南の塩を。南小野は南塩の終点。同じ小野を称する隣接した村が片や日本海の塩を片や太平洋の塩を使っていたよう。
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旧小野家住宅と道路を挟んで反対にある小野光賢・光景記念館。ジャパン・シルクを世界に広げた近代横浜港の開祖、小野光賢・光景の記念館。
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小野光賢は息子の光景を連れ明治維新前に横浜で出て副市長までなる。光景は生糸問屋を開業、横浜の発展に尽くしジャパンシルクを世界に広めた。故郷に製糸工場を建設、小野駅、小学校、病院を私財で建設したよう。
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明治維新前に創業した酒造所で地名にちなむ「頼母鶴」(たのもづる)を販売していたが、島崎藤村の小説「夜明け前」を名にした酒の方が有名に。贈答用と自家用に購入。
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伊那谷と松本平の分水嶺。善知鳥(うとう)峠。
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善知鳥峠の分水嶺。水は凍っており流れていなかったが、右が流れると天竜川を経て太平洋へ。左に流れた水は犀川・千曲川・信濃川を経て日本海へ。
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善知鳥峠案内板。
伊那谷縦断U 遠山郷〜昼神温泉泊〜小野宿〜善知鳥峠
1日目の旅ルート
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