Shotaさんの愛知県の旅行記
名古屋近郊の宿場、城址、八事山興正寺と稲沢市荻須高徳展
- 1日目2021年12月15日(水)
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06:00-06:00
吉田宿は吉田城城下町と湊町を合わせた、東海道が設けられた頃からの宿場町。現在の豊橋市の中心部に位置する。軍事上の観点から曲がり角が多く曲尺手町として名前にも残っている。
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06:00-06:00
吉田宿
吉田宿には本陣が2軒、脇本陣が1軒、旅籠は65軒あったという(1802年)。戸数は約1,000軒、人口は5,000から7,000人であったとされる。
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06:00-06:00
徳川将軍家の老中・大坂城代・京都所司代格の大名、吉田藩の所領。本陣のあった札木町は吉田城大手門跡のすぐ側である。
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06:00-06:00
御油宿は慶長6年(1601年)、35番目の宿場として開設。次の赤坂宿との距離はわずか16町(約1.7km)と東海道の宿駅間では最も短い。本陣鈴木半左衛門家跡地であったことを示す石碑が立つ。
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06:00-06:00
御油宿
天保14年(1843年)頃の御油宿の家数は316軒、本陣が2軒(元は4軒あったが、2軒は天保4年の火事で焼失)、脇本陣はなく、旅籠は62軒であった。
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06:00-06:00
御油 松並木
御油宿の西端から赤坂宿の東端まで、約600mにわたって271本(2003年)の松の木が並んでいる。現存する松並木の間を車が縫うように走って行く。
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07:00-07:00
赤坂宿は36番目の宿場。宝永8年(1711年)の町並の図には当時の住民の職業と名前が記してある。創業慶安2年(1649年)の旅籠「大橋屋」は2015年3月まで営業を続けた。
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07:00-07:00
赤坂宿 高札場
高札場は法令等を記した高札を関所などの交通の要所や人々が出入りする市場などに掲げ、民衆に周知させるためのものであった。各宿場間の距離測定の拠点ともされた。
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08:00-08:00
山中城址(岡崎市)
山中城は三河守護仁木義長の守護代、西郷氏により15世紀半ばに築かれたのではないかと考えられている。
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08:00-08:00
山中城縄張図
城は鎌倉街道を北に見下ろし、舞木、山綱の両方から分岐する鎌倉街道(吉良道)を南に見下ろす、通称城山、医王山とも呼ばれる標高約195mの山上一帯に築かれていたとされる。
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08:00-08:00
藤川宿は慶長6年(1601年)の伝馬制度により設置。天保年間の「宿村大概帳」によれば、宿内人1,213人、総家数302軒、本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠が36軒あったとされる。
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08:00-08:00
藤川宿
藤川宿資料館があって資料が閲覧できるほか、周囲に宿場に関する詳細な説明版も立てられている。専用駐車場もある。
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08:00-08:00
岡崎城は三河仁木氏の守護代、西郷稠頼、頼嗣父子により築かれ、戦国期松平氏の持ち城となった。家康が生まれた城として知られる。岡崎公園に復興天守が建つ。
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歌川広重 「岡崎 矢矧之橋」
歌川広重「岡崎 矢矧之橋」。広重は画面の横幅いっぱいに橋を描き、東海道随一の長さといわれた矢作橋の長さを示している。『保永堂版 東海道五拾三次』
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09:00-09:00
現在の矢作橋は橋長300m。広重が描いた江戸期の橋よりも少し南に位置している。片側二車線の橋の上をビュンビュンと車が行き交う。
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10:00-10:00
上条城址(春日井市)
上条城は建保6年(1218年)小坂光善が築いたとされている。春日井市の中南部に位置し、東部を内津川、庄内川が南北に流れていた。
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11:00-11:00
池鯉鮒宿址(知立市)
池鯉鮒宿(ちりゅうじゅく)は慶長6年(1601年)にできた宿場。馬市が立ったことで知られ、広重は「首夏馬市」の様子を描いている。
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11:00-11:00
池鯉鮒宿址
品川から数えて39番目の池鯉鮒宿には本陣・脇本陣が各1軒置かれ、旅籠が35軒あった。江戸の日本橋から約330km。
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11:00-11:00
沓掛城は応永元年(1394年)頃、藤原義行が築いたと伝わる。明応元年(1492年)前後から近藤氏の居城となったが、永禄3年(1560年)近藤景春が桶狭間の戦いで戦死し空城となった。『日本城郭大系9』
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11:00-11:00
沓掛城址
旧鎌倉街道が二村山付近の丘陵の入り口を通っており、桶狭間の戦の前日、今川義元が軍議を開いた城である。『日本城郭大系9』
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11:00-11:00
鳴海は古来、歌枕の地として知られ、多くの歌人に詠まれてきた所。鳴海宿には本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠が68軒あったという。
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歌川広重 「鳴海 名物有松絞」
歌川広重 「鳴海 名物有松絞」。街道の左側に二軒の有松絞りの店が並び、女性の旅人たちと駕籠、馬と馬子が丁寧に描かれている。『保永堂版 東海道五拾三次』
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11:00-11:00
鳴海宿の手前に「有松絞り」で知られる有松がある。当時の町並みが保存され、有松絞りの店が営業を続けている。
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12:00-12:00
桶狭間古戦場址(豊明市栄町)
有松の東南に桶狭間古戦場跡がある。史跡公園になっており、義元の戦死した場所を示す碑や墓碑が建つ。名古屋市緑区にも「桶狭間古戦場公園」がある。
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12:00-12:00
丸根砦(緑区大高町)
丸根砦は永禄2年(1559年)織田信長が今川義元の尾張侵入に対抗し、下記鷲津砦と同時期に築いた砦。鷲津砦の東南400m、大高城の東方800m、標高35mの地点にあった。今も曲輪・堀が残る。『日本城郭大系9』
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12:00-12:00
丸根砦址
今川方の先鋒松平元康(徳川家康)が兵糧入れに成功した大高城と対峙したのが丸根砦と鷲津砦であった。規模が小さく、兵力も少なかったため今川方を阻止できず全滅。しかしこの緒戦の勝利による義元らの驕りが桶狭間敗因の一つともされる。『日本城郭大系9』
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12:00-12:00
鷲津砦址(緑区大高町鷲津)
鷲津砦は永禄2年(1559年)織田信長が上記丸根砦と同時期に、今川義元の尾張侵攻に対抗して築いた砦。
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12:00-12:00
大高城は永正期(1504-21年)花井備中守の居城であった。『日本城郭大系9』上記丸根、鷲津の両砦と共に桶狭間戦の前哨戦の舞台となる。
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12:00-12:00
大高城址
大高城は桶狭間の戦(1560年)後廃城となったが、元和2年(1616年)尾張藩の老臣で一万石を領する志水氏が城址に館を設けた。『日本城郭大系9』
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14:00-14:00
八事山遍照院興正律寺は貞享5年(1688年)天瑞圓照により創建と伝わる。大日如来を本尊とする真言宗の寺院。
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14:00-14:00
興正寺 中門
かつては女人禁制であった、奥之院がある東山との境に建っていた女人門を移築したもの。
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14:00-14:00
興正寺 五重塔
文化5年(1808年)入仏の五重塔。愛知県下に現存する唯一の木造五重塔である。
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14:00-14:00
少し遅いかと思ったが、五重塔の周りに風に揺れる紅葉を見ることができた。
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16:00-17:00
稲沢市荻須記念美術館は明治34年(1901年)現稲沢市に誕生した荻須高徳を記念して昭和58年(1983年)に稲沢市が建設。生前荻須が寄贈した作品を中心に展示が行われている。アトリエも復元されていて興味深い。
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16:00-17:00
荻須高徳展
荻須の生誕120年を記念した今回の展示会では81点の油彩画が展示されていた。「これだけの規模の展示会は10年に一度です!」と学芸員の言。
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16:00-17:00
荻須高徳展
「トゥリエールの教会」1930-34年(図録)。建物に関心を持っていたという荻須だが、中でも教会の描き方は他の建物とは違っているように思えた。気持ちがより強く入っている印象。
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16:00-17:00
荻須高徳展
「ガラージュ」1937年(図録)。赤と白のポンプが外に並び、目を凝らすと中で働いている人影が見える。
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16:00-17:00
荻須高徳展
「麦畑」1954年(図録)。荻須はゴッホを愛したという。いかにもそれらしい作品であり、明るい。
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16:00-17:00
荻須高徳展
「パリ風景」1963年(図録)。画家は壁の色合いを描きたかったのか…。しかし写実ではないだろう…。作品を前にしばらく考え込んだ。
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16:00-17:00
荻須高徳展
「サン・マルタン運河」1984年(図録)。運河岸のベンチに腰を下ろす人、街角を歩く人、カッチリと描かれた建物と水面の影の揺れの組み合わせの妙。
名古屋近郊の宿場、城址、八事山興正寺と稲沢市荻須高徳展
1日目の旅ルート
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