メタボ大王さんの山形県〜新潟県の旅行記

師走の庄内への旅
- その他
- 3人〜5人
- 温泉
- グルメ
師走に山形の鶴岡へ行った。日本付近は強い冬型の気圧配置となり日本海側に暴風雪や大雪警報が発令される中、それこそ命懸けで行ってきた。雹か霰が一晩中宿の窓に叩きつけ葛西四雄の「北の海」を思わせる日本海の荒波や一瞬にしてホワイトアウトしてしまう地吹雪を目の当たりにした。最悪の天候の中でどうしても行かなければならない義理があった。名所・旧跡を訪ねる余裕はなかったものの、湯野浜温泉とあつみ温泉の千年を越す名湯に浸かり、鯛づくし、寒鱈、アラ汁、山形牛、豚などの料理と山形の酒、米を堪能した。日本で初めて「ユネスコ食文化創造都市」に認定された鶴岡の食文化の一端に触れることができた。気象の厳しさに対し家族のように迎えてくれる東北の方の温かい気持ちが疲れた身体を癒やしてくれた。加茂水族館や酒田なども回りたいと思っていたので、もう一回行かざるを得まい。
長野ツウ メタボ大王さん 男性 / 70代
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- 1日目2021年12月17日(金)
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10:00-11:00
長野を出て信濃町ICから高速に。断続して激しい雨が降る中、米山SAで運転を交代。
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11:00-12:00
栄PA(下り)
ワイパーで掃き切れない程の雨が降るので早めに栄PA(下り)に入り休憩し、運転を交代。
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13:00-14:00
日本海沿岸東北自動車道の神林岩船ICで降り昼食。「朝日まほろば」まで行くと山道になるので海岸線を行くか迷っていたが、お腹が空いたとのことで降りる。
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13:00-14:00
中は古民家風な作りで座敷の床の間に書画骨董が。田舎の家に帰ってきたような気持ちになる。新潟のお米は美味しい。
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13:00-14:00
ラーメンとミニ中華丼セット980円。朝食が軽かったのでセットで注文。
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13:00-14:00
村上のシャケは有名。案内の方に鶴岡に行くのに海岸と山とどちらに行った方がいいか聞いたところ、海岸の方が雪の可能性も少ないし早いと言われた。結果的に高速を降りて正解。
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14:00-15:00
村上市街地を抜け海岸端の国道345号線を走る。沖に見えるのは粟島か。低気圧が近づいているので波も荒くなっている。
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14:00-15:00
同じような海岸線が続く。悪天候を予想して小さな港にぎっしり漁船が係留されていた。ランプを下げたイカ釣り漁船が20隻位並んでいた所もあった。ゆっくり景色などもみたいところもあったが、宿に着く時間が遅くなるのでひたすら運転。
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15:00-16:00
道の駅あつみに着いたは午後4時前であった。今夜から明日にかけて大雪警報が出ていたので、明日はお土産を買う余裕はないかもしれないとの不安があった。以前に芭蕉の旅の逆回りで回った時にこちらで昼食をとり美味しかったので今回もここで昼食も予定していたが大幅に遅れた。4時前なのに雨雲が垂れ込め夕方のよう。
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19:00-20:00
暗い海岸線を走り加茂水族館の横を抜け湯野浜温泉の宿に着いのは6時を過ぎていた。雨が雪になっていた。長時間の運転で疲れたが温泉に入り海鮮料理の夕食を。
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19:00-20:00
夕食会場の個室の前で竹屋名物の鯛の浜焼きが行われていた。
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19:00-20:00
湯野浜温泉 竹屋ホテル
山形牛のステーキがこの厚さ。メタボ大王は何とか食べたが女性陣は食べきれず。あら汁が美味しかった。
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19:00-20:00
湯野浜温泉 竹屋ホテル
鯛の兜揚げ。浜焼きも美味しかったがこの兜揚げの鯛は一回り大きく、食べ応えがある。これを食べたのでメインの山形牛のステーキをやっと食べた。酒は辛口の純米大吟醸「白露垂珠 雪女神」(竹の露酒造所)と甘口の純米吟醸「くどき上手」(亀の井酒造)。部屋に戻ると外は吹雪で雹か霰がガラス窓に叩きつけていた。その音が怖くて娘は寝付けなかったと話していたが、私は疲れと酒で爆睡した。
- 2日目2021年12月18日(土)
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06:00-07:00
翌朝、吹雪は止んでいたが、ホテルの前の海岸には荒波が打ち寄せていた。昨夜は葛西四雄の「北の海」そのものであったであろう。夕陽が有名な湯野浜温泉であるが、荒波もいつまで見ていて飽きない。朝風呂に入ってから食事へ。
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07:00-08:00
朝食も良かった。大雪警報が出ておりこのまま午後までこのホテルにいようと思ったが市内に出てみた。
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08:00-09:00
湯野浜温泉から鶴岡市街地に向かう途中、五重の塔を含む大伽藍が見えた。五重塔など6つの建物が登録有形文化財で菱田春草の「王昭君図」が重要文化財(東京国立近代美術館に寄託)。ゆっくり回りたかったが次回だ。地吹雪の中、慎重に運転する。
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10:00-11:00
鶴岡駅
鶴岡駅前も閑散としていた。
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10:00-11:00
駅前のマリカ東館の観光案内所で鶴岡市内や酒田市の観光名所の案内を受けたが、今日、明日は動かない方がいいと言われた。時折猛烈な風が雪を巻き上げている様子を見ているとこのままここに居た方がいいとの結論に。加茂水族館や酒田まで足を伸ばしたかったが。マリカは、日本初「ユネスコ食文化創造都市・鶴岡」の情報発信拠点の施設。鶴岡の食を味わえる飲食店、厳選された新鮮な食材などが手に入るマルシェ、季節ごとに多彩な食のイベントが開催されているよう。
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10:00-12:00
マリカ東館にあった児童施設で過ごす。市民専用の施設のようであったが、この吹雪の中で利用される方もなく快く入れてくれた。いろいろな遊具、本があり、トイレ、ベッドもあった。長野県内ではここまで充実した公共施設は見なかったので感心しきり。
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12:00-14:00
孫娘も遊び疲れお腹が空いたようなのでマリカ東館1階のフードコーナー「YUISHIN(結心)」で昼食。地元産そば粉を使った手打ちそば。あいもり、つけ肉そば、肉中華と胡麻豆腐を注文。孫が昼食を終わるとそのまま寝入ってしまったので、ゆったりとしたソファーでこちらもウトウト。
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14:00-15:00
昼寝の後、マリカ西館でショッピング。お土産を買う。名物「だだちゃ豆」のお菓子や昨日ホテルで飲んだ「くどき上手」などを購入。不要不急な外出を控えるようにTVやラジオで流しているので観光客ばかりでなく市民の姿もまばら。
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19:00-20:00
鶴岡西ICから日本海東北自動車道で「あつみ温泉」へ。吹雪の中、5つ星の「萬国屋」へ。部屋はおまかせのリーズナブルなプランで最高のホテルへ。豪華な風呂へ急いで入り夕食へ。「米の娘豚しゃぶしゃぶ」のプラン。舟盛りのお刺身、蟹うどんすき、庄内米(つや姫)など堪能し、お酒、ビールを含めたドリンクが飲み放題で大満足。
- 3日目2021年12月19日(日)
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07:00-08:00
翌朝、萬国屋の広いロビー。
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07:00-08:00
北前船の模型。船には庄内の経済を潤した米俵とベニバナ。
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07:00-08:00
北前船ものがたり。鶴岡は城下町。酒田が北前船の寄港地として日本一の豪商本間家があるなど鶴岡の藩の財政を支えた。あつみ温泉「萬国屋」も350年の歴史を持ち、鶴岡の殿様や豪商達も利用したよう。
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07:00-08:00
朝湯は昨日入らなかった1階、妻達は3階の大浴場へそれぞれゆったり入った後、朝食。つや姫の鯛飯など、朝にもかかわらず鯛づくし。鯛飯をおにぎりにしたが、これが帰路の事故での渋滞の昼食になった。(_ _)
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08:00-09:00
萬国屋から見るあつみ温泉街。開湯1200年の歴史。ちなみに湯田川温泉が開湯1300年、湯野浜温泉が開湯1000年と鶴岡市内に3カ所も千年以上の歴史を持つ温泉がある。
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08:00-09:00
萬国屋の玄関と建物。
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10:00-11:00
あつみ温泉から国道7号線を村上市へ。道の駅朝日で休憩。ここから朝日まほろばICから日本海沿岸東北自動車道へ。雪は降り続いていたが順調に帰宅できそうに思われたが、それからが大変であった。北陸道で交通事故があり新潟中央JCTから中之島見附ICまでが閉鎖になったのだ。下道に降りたがどこも渋滞で特に幹線道路は大渋滞。脇道でも除雪した道か地元の方が迂回している道でなければならず、娘が渋滞が少ない道をスマホでナビしてくれ、言われるままに緊張を強いられた。雪道でスリップしてひやりとした場面も幾度か。上越新幹線の側道を燕三条まで、その後は信濃川の堤防道路などを迂回してなんとか中之島見附ICに入ることができた。上越は雨模様であったが妙高・信濃町から雪が降りしきる。国道に降りるのを止め高速を走り帰宅の途についた。
師走の庄内への旅
1日目の旅ルート
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