トシローさんの愛知県の旅行記
愛知三河旅<電車+バスで巡る夏の奥三河と渥美半島>
- 1日目2022年7月29日(金)
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12:00-13:00
今回の旅は愛知の三河地方を巡ろうと計画、先ずは奥三河を目指し豊橋駅から飯田線に乗って湯谷温泉駅へ。駅周辺で温泉と鳳来峡、そして鳳来寺山へはバスで行く計画。
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12:00-13:00
湯谷温泉街は宇連川沿いに旅館が数軒並ぶ、こじんまりとした歴史有る古い温泉街。この辺りの宇連川は川底が平らな茶色い岩のため、板敷川と呼ばれているそうです。山と緑と清流の美しい風景も見所です。
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12:00-13:00
先ずは湯谷温泉をいただいてからと、川沿いに歩く事約10分で日帰り温泉の鳳来ゆ〜ゆ〜ありいなへ。プールも併設されている大きな施設で、内湯も露天風呂もとても広くゆったりと温泉を愉しめます。
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13:00-14:00
先に温泉に浸かった後、鳳来寺山へ向かいます。順番が逆になった感じですが、バスの運行時間上やむを得ず。バス停横には温泉スタンドが、100リットルが100円とは安い。車で買いに来る常連も多そうです。
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13:00-14:00
温泉スタンドの直ぐ脇に新城市営Sバスもっくるのバス停が在りました。小型のかわいいバスで、たった200円で鳳来寺山頂まで登ってくれます。歩いて登ったら何時間掛かるだろう。
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14:00-15:00
湯谷温泉からSバスで鳳来寺山頂までは15分、山頂駐車場から歩いて10分程で鳳来山東照宮に着きます。日本各地に数百社鎮座すると云われる東照宮ですが、その中でも日光・久能山と並び三大東照宮とも称される鳳来山東照宮。東照宮と言えば日光が代表するように豪奢な社殿が当たり前と思っていましたが、鳳来山は今までの東照宮のイメージを一新させ、地味でありますが神聖さと厳かさを感じさせる造りでした。
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14:00-15:00
鳳来山東照宮からさらに涼しい自然歩道を5分程行くと、鳳来寺山を背に建つ鳳来寺の本堂前に出ます。真言宗五智教団の本山ですので、霊峰鳳来寺山の険しい環境も頷けます。
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14:00-15:00
鳳来寺本堂前の南に開いた展望兼休憩所からは、明日訪れる予定の渥美半島までが見渡せます。正に奥三河に相応しい場所で、三河地方を一望出来ます。
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15:00-16:00
鳳来寺の参道の石段は1425段、その一部は東海自然歩道となっています。真夏にこの石段をすべて登るのは正に修行ですが、木々で日差しが遮られているのが救いでした。
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16:00-17:00
鳳来寺山頂からSバスで湯谷温泉に戻り、豊橋行の電車を待つ間に宇連川の馬の背岩を見学。線路脇の細い道を下りて宇連川岸に出ると川の中に大きな岩が現れました。これが天然記念物の馬の背岩、火山の噴火による硬い安山岩の岩脈だそうです。
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16:00-17:00
宇連川の鳳来峡は紅葉の名所としても有名ですが、夏の時期も板敷川とも呼ばれる茶色の川底と両岸の緑に青空を映す川面の調和もなかなかの絶景です。
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17:00-18:00
湯谷温泉駅から豊橋駅に戻り、駅コンコース内の豊橋観光案内所に立ち寄ります。明日観光する予定の渥美半島関係の資料を集めて、駅近くのホテルにチェックイン。
- 2日目2022年7月30日(土)
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08:00-09:00
2日目は豊橋鉄道の新豊橋駅で「伊良湖旅きっぷ」を購入して、伊良湖岬を目指します。「伊良湖旅きっぷ」は新豊橋駅から三河田原駅間の鉄道と、田原駅前から伊良湖岬間をバスで往復出来るお得きっぷです。
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10:00-11:00
三河田原駅前から伊良湖行のバスに乗り1時間弱で終点の伊良湖岬に到着。バス停で降りると、目の前が道の駅「伊良湖クリスタルポルト」です。
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10:00-11:00
伊良湖クリスタルポルト横には鳥羽行の伊勢湾フェリーのりばが。次回は是非フェリーで鳥羽まで渡り、伊勢志摩と併せた旅行計画を立てたいと思います。
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10:00-11:00
伊良湖クリスタルポルトからは強い日差しの中、頑張って海辺の遊歩道を歩きます。海岸沿いに整備された遊歩道ですので、歩き易いですが熱中症防止の飲料は必須です。
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10:00-11:00
伊良湖岬の先端には白亜の伊良湖岬灯台が、沖には神島がすぐそこに見えます。さらには答志島や鳥羽市までもクッキリと見渡せます。三重県の伊勢志摩がこんなに近いんだと改めて認識しました。
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10:00-11:00
伊良湖岬灯台を過ぎて、目標である日出の石門まで大量の汗を掻きながら気合を入れて歩きます。途中、恋路ヶ浜の駐車場横には、恋人の聖地『願いのかなう鍵』が在りました。
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10:00-11:00
恋路ヶ浜を通り越してサイクリングロードの坂を登り、日出園地を目指します。坂の途中の木々の合間からは、今歩いてきた恋路ヶ浜から伊良湖岬までの美しい湾曲が見られます。
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10:00-11:00
汗だくになりながら何とか日出園地に着きました。椰子の実の記念碑と歌碑が有るだけの崖上の小さな広場で、予想と違いちょっと拍子抜け。園地からは日出の石門も見えません。
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10:00-11:00
日出園地には椰子の実の歌碑に向かい合って島崎藤村の「椰子の実」記念碑が建っていました。「名も知らぬ 遠き島より 流れよる 椰子の実一つ」の詩が刻まれています。
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10:00-11:00
日出の石門を見るには、崖上の日出園地から急な石段を下りなければなりません。蜘蛛の巣も張る木々のトンネルをジグザグに降りて海岸に出ると、目の前に大きな日出の石門が待っていました。これは岸の石門と呼ばれ、沖にもう一つ沖の石門が在ります。波に浸食された洞門を潜り、沖の石門も眺めてきました。
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13:00-14:00
伊良湖岬からバスで三河田原に戻り、駅周辺の観光スポットを散策。三河田原駅で入手しておいた「田原フォーキングマップ」を片手に田原市内の名所を周ります。先ずは田原城跡からスタート、復元された田原城跡内には田原市博物館が設けられています。
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13:00-14:00
田原城跡の直ぐ近くには、立派な崋山神社が鎮座しています。渡辺崋山は江戸時代後期に田原藩の家老を務め、藩制の改革に努めました。画家としての方が有名かも知れませんが、田原市では現在でも強い尊崇の念を集めているのでしょう。
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13:00-14:00
崋山神社からの案内板に従って進むと、2〜3分で池ノ原公園に着きます。ここも渡辺崋山所縁の公園で、渡辺崋山の幽居跡を見たいと訪れました。
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13:00-14:00
池ノ原公園奥には渡辺崋山の幽居跡が復元されていました。崋山が晩年を暮らし自死するまで暮らした家で、質素な造りに崋山らしさを感じる屋敷です。
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14:00-15:00
池ノ原公園から駅に向かって下って行くと、白壁の蔵を模した田原まつり会館が在ります。入館も無料との事で、見学させてもらいました。建物は2階建ての吹き抜けになっていて、入った正面には迫力ある田原凧まつりの大凧が展示されています。
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14:00-15:00
入口右手には毎年9月に催される、田原まつりのからくり山車2台が展示されていました。昨年はコロナの影響で残念ながら中止となりましたが、今年は無観客ながら縮小開催を予定しているらしく、是非出番が在ります様に。
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14:00-15:00
田原まつり会館を出て、駅に向かう途中には寺院が連なっています。龍泉寺の左隣は龍門寺、右隣りは慶雲寺と寺下通りに沿って並んでいます。山門脇にはこの地を訪れた松尾芭蕉の句碑も在りました。
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14:00-15:00
三河田原駅近くには四つの寺院が連なっていて、それら寺院前の通りが文字通りの寺下通り。間も開けることなく並んでいるのも珍しい、どうも田原城の防御的な役割も果たしていたみたいです。
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14:00-15:00
寺下通りの東端に在る城宝寺は、渡辺崋山の墓も在る渡辺家の菩提寺です。寺脇には周辺では最大級とされる石室を有する、城宝寺古墳も在りました。2日間にわたり三河地方を旅しましたが、予想以上に見所満載で大いに楽しめました。やはり、旅は行ってみてなんぼです。
愛知三河旅<電車+バスで巡る夏の奥三河と渥美半島>
1日目の旅ルート
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