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丶大さんの静岡県〜愛知県の旅行記

長篠城〜高根城址 歴史探訪 愛知静岡 北遠と古城と武田軍と

  • 家族(子連れ)
  • 3人〜5人
  • 史跡・歴史
  • 自然
  • ハイキング・登山
  • その他

日本百名城の長篠城址(愛知県)〜高根城址(静岡県)へ、歴史探訪をしました。長篠・設楽原の戦いといえば、織田信長・徳川家康の連合軍による鉄砲や、奥平方の鳥居強右衛門の忠義が有名です。武田軍が甲斐から遠州遠江まで、どのようにやってきたのか、その痕跡が、静岡県浜松市天竜区の、北遠の果て「水窪町」にある高根城址に残っています。高根城は1414年に奥山氏が築城した山城で、戦国時代に武田軍の支配下となり、遠州遠江の徳川家康を攻める足掛かりとなった城です。近年の発掘調査の後、大手門、井楼櫓などが、本格的に復元されました。立派な二重堀切、武田軍が作った石積みなど城の防衛機能を堪能できます。ハイキングコースにも適しており、そこから見られる水窪町を一望できる景色はなかなか良かったです。NHK大河ドラマ「女城主直虎」のロケ地にもなりました。  今回の旅は、長篠城址史跡保存館(愛知県新城市)、高根城址(静岡県浜松市天竜区水窪町)を巡りました。また、旅の最後に、秋葉山本宮 秋葉神社(日本各地にある秋葉神社の総本宮)にも寄ってみました。今回は通りませんでしたが、高根城址と秋葉神社は、スーパー林道という山の上を走るドライブコースでつながっています。そこで、非日常を味わってみるのもきっと楽しいですね。

自然ツウ 丶大さん 男性 / 50代

1日目2022年8月22日(月)

長篠城址史跡保存館

新城市

「長篠城址史跡保存館」を   >

国道151号線を車で移動すると、鳥居強右衛門の絵も添えられ「日本百名城 長篠城」とかかれた大きな看板があるので、迷うことなくたどり着けます。入館するとき、「設楽原歴史資料館」との共通入館券を勧められましたが、この後、北遠の果ての山城「高根城」に行く予定でしたので、ここだけ立ち寄りました。入館料は良心的です。また、平日でしたので空いていました。館内は、広いとは言えないコンパクトな空間でした。展示物は、城跡からの出土品や、「長篠・設楽原の戦い」について、両軍の武将の描かれた絵や解説がたくさんありました。山県昌景をはじめとする武田軍の武将の忠義や、奥平方の鳥居強右衛門の忠義を表したものもあり、戦国武将の敵味方ない共通した生き様と悲哀さを感じさせます。保存館の外は、所々立札があり、そこがどんな場所なのか分かるようになっています。ちなみに、すぐ横の大きな広場が、長篠城本丸跡です。グッズも多少販売されています。歴史好きのわが子は、お土産に「大名紋章城郭図」を買いました(長篠・設楽原の戦いと関係ないんですけど・・)。歴史好きな人は、立ち寄ってみる価値はある所だと思いました。

長篠城本丸跡から長篠城址史跡保存館が見えます。すぐ横にあります。本丸跡の案内看板を見てまわると、鳥居強右衛門の磔の地がどこにあるかなど書かれています。

長篠城址を出て、国道151号線を北上し、静岡県浜松市天竜区水窪町に着きました。高根城址への登り始めの道は写真のような感じです。明るくて、登り易そうです。

さらに進むと、鬱蒼とした山道になります。写真のような感じです。甲冑を着て登るのは大変そうです。

高根城公園駐車場からやや勾配のある山道を登りました。それでも、徒歩20分くらいで、「高根城址」に着きました。いろいろな建築物や遺構が立派に復元されていました。相当力を入れて発掘・復元したことが分かります。また、二重堀切や石積み、土塁もあり、山城らしさが見られました。どうやら城本来の防衛機能が垣間見られる本格的な山城の城址だと言えそうです。城址から見える景色がとても素晴らしかったです。写真のように、北遠の果ての里という感じです。歴史好きな小学生の子どもも、いろいろな、城址の説明看板を見て、高根城の防衛機能について理解し、勉強になりました。山城・古城好きな人、ハイキングと景色を楽しみたい人は、訪れる価値があるところだと思います。写真は、水窪町の上村方面です。

JR飯田線向市場駅から高根城址に向かうときの、分かれ道のポイントを記します(当時)。向市場駅から水窪中学校運動場沿いに南に進み、運動場の終わりのカーブの所に、十字路の分かれ道があります。近くの道しるべを見ると、真っ直ぐ行っても「高根城公園」(立山林道経由)、右に曲がっても「高根城公園」と書かれていました。たしかに、どちらでも行けるのですが、初めての方や徒歩の方は、そこから駐車場までの距離が短く、しっかりしたトイレやスペースが広めの高根城公園駐車場があるという点で、右に曲がるルートをお勧めします。十字路で車幅の広い道を、そのまま真っ直ぐに進んだ場合は、600mくらい先に、右斜め後ろに曲がる道があり、それが林道で、奥まで進むと、立山林道駐車場に着きます。私は林道コースでなく、広い駐車場のある右曲りのルートで行きました。駐車場から高根城址までの道はおよそ20分で、勾配がややあるのですが、軽い軽登山といった感じです。でも、山城らしさを体感できるので、高根城址に到着したときに、山城に来たぞという達成感が味わえると思います。ちなみに、平日の昼に行きましたが、駐車場は他に1台だけ停まっていただけでした。

さて、鬱蒼とした山道を歩いていくと、辺りが明るくなります。上を見上げると、狭間がずらりと見えました。

高根城址

浜松市天竜区

「高根城址」を   >

さらに進むと、視界が広がり、多くの建築物が見えてきます。写真は高根城大手門です。ここをくぐると、いよいよ高根城散策の始まりです。

大手門を抜けると、狭間の内側が見られます。しっかり復元されています。

遠くを見渡せる井楼櫓です。ここは登ることはできませんでした。

高根城址

浜松市天竜区

「高根城址」を   >

NHK大河ドラマ「女城主直虎」のロケスポットになった有名な場所です。この階段で遠くを眺めている記念写真を撮ると、大河ドラマのシーンのように、様になります。

本曲輪下の段虎口付近の様子 城門、木橋、曲輪に上がる梯子が見えます。ここも、守備側が攻城側を狙い撃ちにできる場所です。

守備兵側になったつもりで、柵越しに見た二重堀切です。ここから、足の止まった攻城兵を矢で狙い撃ちにできそうです。

堀切を横から見てみました。傾斜がはっきりと分かり、攻城側の攻めにくさが分かります。

前方の門の横に石積みがあります。静岡県で唯一確認された武田氏が築いた石積みです。門の周りをよく調べると見つかります。

秋葉神社

浜松市天竜区

「秋葉神社」を   >

水窪町「高根城址」の観光を終えて、静岡県浜松市天竜区春野町にある「秋葉山本宮 秋葉神社」へ行きました。水窪町の「高根城址」から山住経由で、優雅な自然を満喫しながらドライブできる「スーパー林道」を通るアクセス方法で行こうかとも考えましたが、時間の都合上、素直に国道152号線を南下しました(スーパー林道は、山の上を通るので、時間はかかります)。秋葉神社上社第1駐車場(かなり広い)に車を停めました。平日の昼下がりのやや遅い時間で、駐車場は空いていましたが、それでも観光客がそこそこおり、さすが全国の秋葉神社の総本山だなあと思いました。風情のある灯篭が立ち並ぶ階段を上っていき、20分弱で本殿に到着しました。その途中、立派な「西ノかどもりの神門」があり、四神(青龍 朱雀 玄武 白虎)の彫刻が施されており、見応えがありました。また、金色の幸福の鳥居や、天狗の皿投げがあり面白い見どころが多い神社でした。ジュビロ磐田の巨大な絵馬も飾られていて、見逃すこともなくとても目立っていました。写真は、灯篭が立ち並ぶ階段です。

「西ノかどもりの神門」に四神(青龍 朱雀 玄武 白虎)の彫刻があります。写真は、その内の白虎です。門を通るときは、ぜひ、見上げてみてください。きっと見つかります。

写真がぶれていてすみません。金色の幸福の鳥居です。

ジュビロの巨大絵馬が見えました。とても大きいので、見逃さないと思います。

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1日目の旅ルート

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