1. 宿・ホテル予約TOP >  みんなの旅行記 >  2024年3月 新潟県津南町でスカイランタン舞う夜空を見上げて

yosshyさんの新潟県の旅行記

2024年3月 新潟県津南町でスカイランタン舞う夜空を見上げて

  • 家族(親と)
  • 3人〜5人
  • 温泉
  • グルメ
  • イベント・祭り

 今回の旅行は、いつもの夫婦二人旅とは違って、道北(北海道北部)のぼくの実家から母と、高齢の母の付き添いとして妹が参加しました。  新型コロナウイルス感染症の影響による中止はあったものの、2012年から行われている、つなん雪まつりのメインイベントの「スカイランタンの打ち上げ」。このイベントに彼ら、とりわけ母を連れて行ったんです。そう、今回の旅の目的は、本当に、これただ一つだけ。  実のところ、昨年初めに、長患いしていたぼくの父親が亡くなり、言い方は悪いかもしれませんが、おかげで母が自由に動けるようになったんです。そこで、母が元気なうちに「どこかに旅行に連れて行ってあげよう」と思い、このスカイランタン打ち上げに誘ったんです。  と言いますのも、この津南町のスカイランタンは、2011年に相次いで発生した、長野県北部地震(新潟県にも被害が及んだんですね)と東日本大震災からの復興と鎮魂を願って打ち上げが始められたものが、今や、いろんな人がそれぞれの様々な願いや思いを込めて打ち上げる、そんな素敵なイベントへと進化を遂げているんです。  前年の10月に帰省した折に、「うちも、このイベントで、父親の魂を天国へ送るという思いで参加してみない?」と、母に水を向けてみたところ、これが思いの外、乗り気になってくれたものですから、急遽、今回の旅行を計画して、一気に実現に漕ぎつけたんです。  旅行の2か月ほど前、元旦に能登地方を中心とした大地震が発生して、新潟県にも被害が及んだようですし、翌2日には羽田空港で航空機事故も起きてしまいましたが、うちらが発着する新潟空港には影響がなく、雪まつりも予定通り開催される運びとなったので、こちらも予定通り旅行を決行させていただきました。  1泊2日の短期決戦で、「スカイランタン打ち上げ」、ほぼそれだけを目的に行く、正に「only one goal」な旅です。

北海道ツウ yosshyさん 男性 / 50代

1日目2024年3月9日(土)
08:00-09:00

新千歳空港で合流

 道北(北海道北部)に住んでいる母たちと、新千歳空港で無事に合流。  9時30分、新千歳空港発の飛行機でみんなで出発です。乗った飛行機が超小さくて、バスのように通路を挟んで4人横並びでした。でも、一応ジェット機。

10:00-11:00

新潟空港

新潟市東区

「新潟空港」を   >

 無事、新潟空港へと降り立ちました。新潟空港も初利用ですねえ。初めて利用する空港ってだけで、ちょっと楽しかったですねえ。  ところで、母ももう普通に高齢なんですが、元気に降り立ってくれて良かったです。  いつものように、ここからレンタカーを借りたんですが、この営業所はレンタカーを返すとき、勝手に駐車場に停めたら、あとは、キーはカウンターの上にある返却ポストに入れるという、やや荒っぽい形だったんですね。  まあ、慌ててなければ大丈夫でしょう。いざ出発です。

11:00-11:00

弁慶 ピア万代店

新潟市中央区

「弁慶 ピア万代店」を   >

 新潟に下りたら、もうお昼時です。  今回の旅行の最初のお食事は、ゲストの母に選んでもらいました。  そして、母が選んだのが新潟市内で人気ナンバーワンの回転ずし店さん。新潟は海の幸もかなり美味しいらしいですから、グッドなチョイスだと思います。  母が、自分のペースで好きなものを食べられるのが良いのだとか。なるほど。  ただここ、大人気のお店なので行列必至です。  短期決戦の旅行で、あんまり長時間のウェイティングはしたくないんですが、母の希望なので仕方ないですね。

11:00-12:00

にぎわい市場 ピアBandai

新潟市中央区

「にぎわい市場 ピアBandai」を   >

 お店に行って順番待ちの予約を入れたら、携帯で呼び出されるシステムだったので、呼ばれるまでの間、隣接する市場で暇つぶしです。  そして、この市場がけっこう楽しかったです。お米どころの新潟が誇る米菓「ばかうけ」の新潟限定品がたくさんあって、これが楽しい。妹はお土産にたっぷり買ってましたね。  魚市場の方は、日本海が誇る高級魚、のどぐろが並んでました。この魚、本当に口の奥が黒いんですねえ。のどぐろの魚の姿のまんまなのは初めて見ました。

12:00-13:00

弁慶 ピア万代店

新潟市中央区

「弁慶 ピア万代店」を   >

 人でいっぱいの市場を一通り楽しんでから、お店に戻って順番を待っていると、ようやく呼び出しが来ました。1時間半くらいは待ちましたね。すごい人気です。  ようやく席に着いて、いよいよお待ちかねの大人気回転寿司店に突入です。  が、結論から言います。「口ほどにもない」  正直、このレベルなら、ここより美味しいお店が全国各地にゴロゴロありますよ。  まあ、シャリは、さすが米どころだけあって、ふっくっら美味しかったですけど、ネタの鮮度も普通ですし、旨味もあんまり感じないし、スタッフさんたちの気風もイマイチだしで、総合的な評価は、4人で食べて28皿、9000円以下と言う、食の進まなさが物語っています。  あんだけ待つ価値はあったんでしょうか? なかったです。

14:00-14:00

「おやひこさま」には失礼して

 「これで大人気になるの?」と、ちょっと首をかしげたくなった回転寿司店で、大幅に時間をロスしてしまいましたので、そのあとの予定も大幅に変更せざるを得なくなりました。  いつもの旅行なら、ここらで「一宮さんにお参り」と行くところですが、1泊2日の超短期決戦旅で、新潟県の最奥部、津南町でのスカイランタン打ち上げだけが目的ですので、もう今回だけは一宮さんを素通りすることをご容赦いただきました。  「おやひこさま」こと、彌彦神社の神様、いつか必ずお参りさせていただきます。  さあ、高速道路を使って、直行です。

15:00-15:00

高速を下りてからも先が長い

 小千谷インターチェンジで高速を下りましたが、実は一般道に入ってからも長かったんですね。  まだ津南町まではけっこう遠いので、先を急ぎたかったんですが、山間を抜ける国道の流れが本当にゆっくり。  まあ、でも、この辺りは、車の進みが悪いくらいで、まだ良かったんです。

15:00-16:00

変な形の屋根

 ようやく、今回の旅行の「only one goal」津南町に入り、目的地はもうすぐという所まで来ましたが、そこで、この変な形の屋根に気が付きました。「何? あのとんがり」  実は博識の持ち主の妹がつらつらと説明するには、雪が屋根の天辺に積もるのを防ぐ知恵なんだとか。屋根の天辺に雪が積もらず、左右に分かれて「切れる」ことで、雪が屋根から流れ落ちやすくなるらしいんです。  すごい! 豪雪地帯の知恵。そして、妹様の博識ぶり。

16:00-16:00

細くて険しい道が続き…

 新潟県最奥の町、津南町でも、さらに山奥へと向かう細道へと入り、今回の移動もいよいよ佳境。そして、これが本当に人を不安にさせるレベルの細い道。  もうすぐ目的地のはずなんですけど、「本当にこの先にそれはあるの?」と思わざるを得ませんでした。

16:00-16:00

そして大雪が…

 さらに、そこに持ってきて、激しい雪が降り始めて、周りが真っ白になり、ややパニックに。「本当にこの道で良いの?」…。(汗)

16:00-16:00

ニュー・グリーンピア 津南

「ニュー・グリーンピア 津南」を   >

 一同の疑心がピークに達しかけたその時、それは現れました。この道で合ってたんですよ〜!  途中、立ち寄りたかった所も、全てすっ飛ばして、それでもようやく、スカイランタン打ち上げ会場のホテルに無事に到着です。この「正にお祭りの会場」というホテルの看板を見た時、一同、どんなにホッとしたことか。  なお、ぼくらは、このお祭り会場となるホテルに泊まりますよ。  と言いますのも、このつなん雪まつりで、スカイランタンの打ち上げをするには、けっこう高額で、しかも抽選に当たらないと手に入らない、「駐車券付きの打ち上げチケット」が必要なんですが、ニューグリーンピア津南の宿泊者は、そのチケットを入手する必要がないんです。  打ち上げ当日の予約を取って、1500円でスカイランタンを買えば、無条件で打ち上げができちゃうんですねえ。  このイベントで絶対にスカイランタンを打ち上げたいとお考えなら、こちらに泊まるのがベストな選択なのです。よくぞ、そこに気づいた、自分。

17:00-18:00

ニュー・グリーンピア 津南

「ニュー・グリーンピア 津南」を   >

 チェックインしてわりとすぐにバタバタと晩ご飯をいただいて、そのあとお部屋に戻って、そのときを待ちましょう。  なお、こちらのお食事は、内陸なのに、なぜかズワイガニが食べ放題になってました。うちら夫婦は食べませんでしたけど、実家組の二人をはじめ、周りの人たちは、けっこうバクバク食べてましたね。なんでみんな、カニを食うんでしょ?

18:00-19:00

ニュー・グリーンピア津南

津南町(中魚沼郡)

「ニュー・グリーンピア津南」を   >

 さあ、スカイランタン打ち上げの可否を決する18時30分が近づいてきましたが、窓の外を見ると、大粒の雪が降りしきり、スカイランタンの大敵である風も強まる状況に、「ぶっちゃけ、これは無理なんじゃない?」と思いました。  が、我々の運が良かったのか、参加する皆さんの日頃の行いが良かったのか、はたまた、お祭りの実行委員会が無謀な賭けに出たのか、それは定かではありませんが、なんと、スカイランタンの打ち上げ実施がアナウンスされます。  ただし、最終の判断は19時として、そこでダメだと判断する場合もあるとのことでした。

19:00-19:00

つなん雪まつり

津南町(中魚沼郡)

「つなん雪まつり」を   >

 打ち上げ決行のアナウンスを受けて、いよいよ今回の旅行の唯一にして最大の目的、「スカイランタン打ち上げ」の会場へと向かいましたが、ご覧のとおり、けっこうな荒れ模様。会場のステージでライブが行われる中、じりじりした気持ちで時が過ぎます。  ところで、この天候の中、しかもこんな山奥に凄い人出でした。みんな、打ち上げが見たいんです。

19:00-20:00

正に打ち上げのとき 奇跡が?

 そして、ライブも終わり、ついにお待ちかねのスカイランタン打ち上げの時が訪れると、雪がす〜っと止みました。風も心なしか弱くなった感じ。  ここに集まった人々の思いが天に通じたと、感じざるを得ません!  これはもう絶対に「奇跡」でしょう!

19:00-20:00

これぞ、津南のスカイランタン

 そして、ついに、打ち上げ開始。  これぞ、つなん雪まつりのスカイランタンです!  本当は、風のない中、真上に上がっていくのがベストなんだそうですが、やや風が強かったので、どんどんと横に流れて行ったものの、それでも、もう超絶に壮絶に劇的に素晴らしかった。ぼくの乏しい語彙力では、これしか言葉が思い浮かびませんでした。

19:00-20:00

万感 胸に迫る

 うち的には、一応「父親の魂を天に送る」という思いで打ち上げてますので、けっこう「万感胸に迫る」って感じでしたねえ。長年、生活を共にした母は、その思いも一入だったかもしれません。  それと、こういうことを比べてはいけないんでしょうけど、ディズニー映画の「塔の上のラプンツェル」のランタン祭りのシーンを思い起こさせる、それほどの美しさでした。ネットでささやかれる「リアル・ラプンツェル」との評判は本物でしたね。  ぼく的には、これでうちの父親の魂も打ち上がって天に昇ったと、勝手に信じます。

19:00-20:00

 最後の花火は、ちょっと蛇足気味でしたけど、これは「一生に一度は」的なものを見ることが出来ちゃいましたね。  打ち上げ直前までの悪天候を思い出すと、こんな体験ができたのは、本当に奇跡的だと思います。少なくとも、今回、ここに集まった人たちは、全員「持ってました」ね。

20:00-23:00

ニュー・グリーンピア 津南

「ニュー・グリーンピア 津南」を   >

 超美麗な光景に興奮しましたが、一方で、寒風吹きすさぶ新潟県奥地の屋外で、けっこう長い時間過ごしましたので、体も冷えましたから、あったかいお風呂で寛いだら、あとは親族4人で雑魚寝です。  いや、濃い一日でした。スカイランタン最高。

2日目2024年3月10日(日)
00:00-06:00

ニュー・グリーンピア 津南

「ニュー・グリーンピア 津南」を   >

 感動のスカイランタン打ち上げから一夜明けた、朝の光景。  もう、暴風雪です。やっぱり、昨晩のあの一時は奇跡だったんですよ。

07:00-08:00

ニュー・グリーンピア 津南

「ニュー・グリーンピア 津南」を   >

 昨晩は、夜遅くまでイベントに参加しましたし、大人数での行動ですので、朝の支度や朝食やらをゆっくり済ませました。  ところで、こちらのホテルのお食事ですが、さすがは米どころ、ご飯そのものがかなりの美味しさで、次いでお味噌汁のお味もなかなか秀逸でした。

08:00-08:00

ニュー・グリーンピア 津南

「ニュー・グリーンピア 津南」を   >

 朝食が終わったら、ぼくだけ厚着をして外へ。  そうです。昨晩から朝にかけて降りしきった雪を、車から下ろさなくちゃならないのです。見てくださいこの有様。さすがは、国内屈指の豪雪地帯の朝って光景でしたね。  ところで、車の雪を下ろして、ホテルの清算を済ませて、フロントの方としばし話してみると、ホテルスタッフさんの間でも、今年のスカイランタン打ち上げは「ダメだろう」という意見が多かったようで、やっぱり奇跡的だったことを実感しました。  そういう、けっこう熱い思いを抱いて、津南町を後にしたわけですが、実は、今回の旅行のためのリサーチで、新潟には他にも、かなりいろいろ良さげなスポットが多いことがわかったんです。  でも、この季節はどこも雪に覆われてしまって、多分、今ひとつなところが多いでしょうし、そもそもに、帰りの便に間に合わなくなるといけないので、ほぼまっすぐ新潟市へと戻る選択をしました。もったいないですけど。

09:00-09:00

出た! 北陸の冬の風物詩?

 新潟県最奥部から抜け出すと、十日町辺りで、いつか見た、北海道民には驚愕の光景が目に飛び込んできました!  道路から噴水です。実家組の二人は、初めて見る光景らしく、超大騒ぎ。  そりゃあそうですよ、北海道でこんなことやったら、あっという間に道路はツルツルに凍結ですもん。  除雪する方々の使う道具もぼくらが使っているものとは形が違うし、昔話の「笠地蔵」みたいな笠をかぶっている人はいるしで、北海道との風土の違いに驚きを禁じえませんでしたね。

10:00-11:00

江口だんご本店

長岡市

「江口だんご本店」を   >

 そんな新潟の風物詩にびっくりしながら、長岡までやって来ました。  いくら「only one goal」な旅とは言え、一か所くらいは、ほかにも観光を入れたかったので、うちら大好きな甘い物タイムを入れました。  それが、新潟県が誇る和菓子の名店、「江口だんご」さんです。  ここの2階のカフェで、越後名物らしい笹団子をいってみましょう。  母も笹団子を選ぶと思ったんですが、彼女が選んだのはこの「五色だんご」。けっこう貪欲に食べるんですねえ。でもこれ、映えるし、美味しそう。母はぺろりと平らげてました。美味しかったようです。

10:00-11:00

これは逸品

 ぼくは、新潟県民熱愛の品と噂される名物「笹だんご」。  それがもう逸品。一口噛むと、口の中に笹の香りがふわっと広がり、続いて、だんごの柔らかい食感が来て、最後に、あんこの優しい優しい甘みが口をいっぱいにします。  いや、これは美味い。新潟県の皆さん、良いもの食べてますね。

12:00-13:00

越後十日町小嶋屋 新潟店

新潟市中央区

「越後十日町小嶋屋 新潟店」を   >

 美味しい和菓子に舌鼓を打って、新潟市内に戻ってきたら、もうあとは、北海道に帰るだけですが、最後にもう一丁、新潟の食を楽しんでから帰ります。  そして、新潟最初の食事を実家サイドに選んでもらったので、その最後の食事はうちサイドで決めました。  チョイスしたのは「へぎそば」。つなぎに海藻の布海苔を使った独特な蕎麦で、新潟では必食のご当地グルメのようです。  帰りの飛行機の時間の前に、バタバタ慌てたくないので、新潟市内でへぎそばが食べられるお店の中では、人気の高いこちらに、早い時期に予約を入れました。  そして、このへぎそばもまた、逸品と呼んでいいでしょう。  見てのとおり、その見た目の良さも素晴らしいですが、肝心のお味の方が秀逸。  布海苔が練り込まれているからでしょうか、表面に少しぬめりを感じるんですが、嫌なぬめりではなく、堅めでこしのあるそばは食べ応え十分。ぬめりのお陰で、最後は喉にスルっと入ります。  あっという間に完食しちゃいました。

13:00-14:00

Befcoばかうけ展望室

新潟市中央区

「Befcoばかうけ展望室」を   >

 美味しいお蕎麦に満足したら、最後の最後にもう一つ実家の希望を入れて、日本海側随一の高層展望スポットへ。母たちはどこででも展望台があると行くんだとか。  このばかうけ展望台の周りには、ほかに高い建物がほぼなくて、視界がとても広かったです。もう少し天気が良ければ、最高だったんでしょうが、何とか佐渡島も見ることができて、けっこう楽しめました。  ただ、展望台を楽しんだ後も、妹が、施設内でやっている日本酒のイベントに惹かれてしまい、それを眺めてけっこうウロウロしてたら、帰りの便まで時間がけっこう無くなっちゃったんです。こういう大勢の旅行の場合、一人の行動が予定を危うくするという、「あるある」が出ちゃいました。そしてこれが、事件につながるんですね…。

14:00-14:00

新潟空港

新潟市東区

「新潟空港」を   >

 最後に時間が押してしまい、かなり慌てて空港へと向かったんですが、ここでも誤算が。新潟の方々って、車の運転がほんっとに「のんびり」なんです。決して悪いことではないんですけど。  ですけど、ナビの空港への到着予想時刻が、どんどんどんどん遅くなっていくんですよ。これは焦りましたよ。  それでも、タイムリミットギリギリで空港に到着して、バタバタ走って保安検査場を通過。本当にギリギリで飛行機に乗り込んで、ようやく、ここでほっと一息つけました。あ、ちなみにレンタカーの走行距離は控えめで300kmでした。これはしっかり確認したんです。  でも、あれ? 何か忘れてない?

14:00-15:00

最後に無理したつけが…

 何となく、嫌な感じがして、上着のポケットをまさぐると、そこには、あってはならないはずの物が入っていました。「レンタカーのキー」。  まさか〜!? やっちまった〜! はい、慌てまくって、約束だった「キーは返却用ポストへ」がすっ飛んじゃってました。まあ、どんなに慌てていても、普通の営業所なら、キーを窓口の方に返しますから、忘れようがないんです。  帰りの便までギリギリになってしまったのと、このキーの返却形態が相まって生まれた悲劇でした。  でもまあ、もうしょうがないので、腹を括って、新千歳に着いてからレンタカー会社に電話です。

16:00-16:00

とは言え、母は楽しんでくれたようです

 今回の旅行は、まずそもそもに、それぞれ別の場所で暮らしている2グループが合流しての旅行ということで、日程の調整や航空券の手配、食べたい物のすり合わせ、果ては費用負担の調整まで、諸々の面倒があって、まず、準備の段階から、普段の旅行とは違う大変さがたくさんありましたし、大人数での旅行の時間配分の難しさと、それに伴うとんでもないミスもありましたが、それでも、何とか無事に旅行を終えることができ、母たちと無事に新千歳に帰り着くことができました。  そして何より、そんな苦労やミスも、どこか彼方へと吹っ飛ばしてくれるくらい、今回の旅の「only one goal」、スカイランタンが、本当に素晴らしかったです。  皆さんも、「一生に一度は」見た方が良いかもしれませんよ。  母も、楽しんでくれたようで、それが本当に何よりでした。  最後に蛇足かもしれませんが、例の「レンタカーのキー」は、営業所さんがとても良心的で、急いで送り返してくれれば、追加の料金も求めないという、大温情を示してくださり、郵送代がちょっとかかったくらいで、事無きを得ることができたことを報告して、今回の旅行記をお開きとさせていただきます。

2024年3月 新潟県津南町でスカイランタン舞う夜空を見上げて

1日目の旅ルート

みんなのコメント(0件)

投稿する

投稿に際しては、必ず観光ガイドご利用規約をご確認ください。
皆様がより快適にご利用いただくための「投稿上のルール」や、
投稿内容の利用に関して記載しております。

閉じる

この旅行記は参考になりましたか?参考になった!37

この旅行記をもとに旅の計画をつくる
この旅行記をカスタマイズして、あなたの旅の計画を作りましょう

yosshyさんの他の旅行記

(C) Recruit Co., Ltd.