宿番号:300544
岡田旅館・和楽亭のお知らせ・ブログ
〔花餅〕
更新 : 2007/12/21 19:24
始りは江戸時代、正月に餅を農耕の神様にささげるため、枝に餅を巻きつける年中行事がありました。予祝儀礼といって、あらかじめその年の豊作を祝う行事でもありました。それが元になって花餅かざりが始まりました。今は雪の深い飛騨では、冬になると、活葉樹のほとんどが花や葉を落して枯木のようになってしまうため、正月の花がないというので、枯枝(かれえだ)に細かく切った餅を付けて飾っています。
餅を付ける木の株は、ツツジ科ネジキ、山もみじ、えごの木などです。
本日12月21日、フロントの向かいにある喫茶『樹古里』に今年の花餅を飾りました。
とても大きな枝振りで、大人5人で飾り付けいたしました。
昔の人はこの枝についている≪餅≫を、飾り付けが終わったとき、枝からとって焼いて食べたそうです。
それが小さい子供にとっては、何も無かった昔のお菓子になったようです。