宿番号:300694
信州湯田中温泉 あぶらや燈千のお知らせ・ブログ
さくら
更新 : 2018/4/19 2:31
皆様こんにちは!
いかがお過ごしですか?
あぶらや燈千の目の前の川、夜間瀬川は志賀高原から雪解け水が流れてきております。温かな日差し、空からは小鳥の歌声が聞こえ、ヒスイ色の川のせせらぎがとても気持ちよく、小さな息吹を感じます。川沿いの桜もそれはそれは力強く咲いており、私共の元気の源でございます。
江戸時代、駒込の染井村に品種改良の名人がおりました。その人は花が狂い咲きするソメイヨシノという品種の桜の木を作ったといわれ、その枝から、東京中、日本中に増やしました。あまりにもきれいすぎるので、たくさんの人が欲しがり、接ぎ木で分けていきました。木の根はオオシマザクラの根で、桜の木の寿命は人工的に作ったものなので短く、60年くらいです。クローンなので交配はなく、恋愛ができないのです。しかしそこに別の桜の花粉を持ってきたら、春に狂い咲きする性質は次世代から失われてしまいます。だから人間はそうさせず、接ぎ木をして増やしていくのです。ゆえに絶世の美貌と引き換えに、妊娠の能力を失った木なのです。
まるで夢のように一瞬で散ってしまう桜の木にはそんな事実があります。しかし人工的に作った美しさは、時に人の心を動かし、人の心を豊かにしてくれる。少し切ないさくら事実、これからも私たちの心を照らす花であることでしょう。そんなさくらを自分なりの言葉でメッセージを伝えていきたい、そう思います。
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