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特別企画「大安寺の仏像」
更新 : 2023/1/28 2:56
こんにちは!雪の予報が出る日もありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は東京国立博物館にて開催中の特別企画「大安寺の仏像」についてご紹介します。
奈良市・大安寺(だいあんじ)に伝わる仏像のほか、大安寺出土の瓦などをあわせて展示、日本仏教の源流ともいうべき大安寺の歴史が紹介されています。
大安寺は国家によって造営された日本最初の国立寺院で、前身寺院は国家の寺院のなかでも最も重要であることを意味する大官大寺という名でした。
その後、8世紀初めの平城京遷都に伴って現在の地に移され、やがて大安寺と呼ばれるようになりました。
中国、インド、ベトナムなどから来日した著名な僧侶たちが住んで教えを伝えるなど、国際色豊かな環境で多くの優秀な僧侶たちを育てた仏教研究の中心拠点として栄え、日本仏教の興隆に重要な役割を果たしました。
大安寺には奈良時代につくられた木彫の仏像群が伝わります。奈良時代の木彫像は現存作例が少なく、平安時代以降に仏像の素材として主流となる木でつくられた先駆的な存在として貴重です。
いずれも一木造で、優れた身体表現や細やかな彫りに奈良時代の木彫像の特色が表われています。
大安寺に伝わるこれらの仏像のほか、大安寺出土の瓦(当館所蔵)などもあわせて展示されており、日本仏教の源流ともいうべき大安寺の歴史を知ることができます。
展示作品、会期、展示期間、開館日、入館方法などについては変更される場合がありますので、東京国立博物館のウェブサイトをご確認ください。