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宿番号:305179

標高1000mの温泉宿。登山電車で行く絶景露天風呂の宿。

菱野温泉
電車/長野新幹線軽井沢駅、しなの鉄道乗換、小諸駅から車15分 .車/上信越道小諸ICより約10分

登山電車で行く絶景露天風呂の宿 常盤館のお知らせ・ブログ

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    「花岡錬三郎の事件簿」 その2

    更新 : 2010/12/11 19:12

    「あの花岡錬三郎とかいう男、社長のおじさんとか話してたなー。
    自分と同じ年位にしか見えないのに。わけわかんないよね!」

    「はあ??そんなわけないでしょ。」
    湯文が脱力したように言った。

    「渥人、それは本当か?」
    美冬は湯文と全く違う反応をしていた。

    「う、、うん。?」
    夏美がうなずく。

    「そうか、わかった・・・。」
    そうつぶやくと、美冬は部屋を出て行ってしまった。

    「どうしたんだ??なか兄??」
    夏美がつぶやく。

    「それと、ようこ姉、例のお宝のことなんだけど・・・・・。」

    「うまくいきそうなのか?」

    「うん。」
    耳元で周りに聞こえないように、夏美が話しだした。

    「社長あの花岡錬三郎って一体誰なんですか?知り合いのようですが。。。」
    支配人の湯元が心配そうに社長に尋ねた。

    「あの人は俺の・・・。いやなんでもない、気にするな。只の親戚だ。」
    戸惑いを隠しながら社長は言った。

    支配人が心配するのも無理はない。30年間常盤館の苦楽を共にしてきた
    仲間である。

    「ところで、アレは大丈夫そうか?」
    社長が言う。
    「はい、特に変わった様子はありません。ですが、このままで
    よろしいのでしょうか。」
    また心配そうに湯元が社長に尋ねる。

    「ああ、そのままでいい。そのままで。」

    深いため息をつき、社長はつぶやいた。

    ザクザク。
    雲の助にある猫石仏の近くで、なにやら土を掘り返す音がしている。

    「ほー見つかってしまったか」
    錬三郎がニヤリとしながらつぶやいた。

    「さて、どこに行ったのやら、見つけ出さねばならんのー」
    スコップをひょいと持ち上げ、登山電車も使わずに山を降り始めた。
    と思った次の瞬間錬三郎の姿は無くなっていた。。

    これは常盤館冬の推理イベントの告知です。
    登場する人物・場所はすべて本物っぽいフィクションです。

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