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宿番号:305475

☆全国から訪れる☆ 子宝祈願・安産祈願の宿 〜1日5組限定〜

ハイクラス

青島温泉
宮崎自動車道宮崎ICより国道220号線約10km約12分→さらに県道377号線約3km約3分。

『祈願の宿』 青島・地蔵庵のお知らせ・ブログ

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    ●昔話・・・・地蔵の田植え@・・・・・

    更新 : 2010/1/23 8:50

    お地蔵様のお蔭はかけがえなく有難いものです。地蔵庵がお送りする各地の昔ながらのお話、どうぞごゆっくりと・・・。


    ・・・・・・じぞうの田うえ・・・・・・・・・・・・
     
    昔々、あるところに、良く働く若者が住んでいました。
     
    田を耕すのも、畑を作るのも、一人でしました。

    若者は田へ出かけるとき、畑(畑)から家へ戻るとき、いつも村はずれのおじぞうさまに、丁寧に手を合わせて、拝みました。

    「有難い。お地蔵様は有難い。お地蔵様を拝んでいると、心が晴れ晴れする。あなたも、拝んでごらんなさい」 村の人にも、こういって勧めました。

    「そんなにお地蔵様を拝んで、何か良いことがありますか?」
     村の人がきくと、若者は、笑って応えました。

    「私は、お地蔵様が好きなのです。良い事が無くても良いのです。お地蔵様のニコニコしたお顔を見ると、気持ちがよいのです」
     
    とある時、その若者が、病気になりました。丁度、田植えをする頃で、一日も遊んではいられない時です。田植えが遅れては、良い稲は出来ません。

     「こまったな。早く起きて、田植えをしたいものだ」 若者は、心の中で、お地蔵様に頼みました。

    「お地蔵様、病気を治して下さい。私は、早く働きたいのでございます。働くほど、気持ちの良いことはありません」

     その晩のことです。
     村の人が、若者の田の側を通ると、誰かが田の中に立っていました。

    村人が
     「こんばんは」
    と、言うと、
    「はい、こんばんは」
    と、応えました。
     
    村の人は、不思議に思いました。
     今まで見たこともない、どこかの人です。「何処の人だろうか・・・?」
     
    その人は、次の日も、若者の田に入っていました。
     一人で、せっせと田植えをしていたのです。

    「こんにちは」
    と、いうと
    「はい、こんにちは」
    と、応えました。

       Aに続く

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