宿番号:305475
『祈願の宿』 青島・地蔵庵のお知らせ・ブログ
●昔話・・・・地蔵さんとは・・・
更新 : 2010/6/18 8:08
●地蔵庵では、毎月十四日がお地蔵さんの日です。
お供え物をお供えし、日頃の御礼を申し上げます。
お越しいただけるお客様にすこしでもお地蔵様のお蔭がいただけますと幸いです。
ではこれから、お地蔵さんについての少しお話をしましょう。
お地蔵様は常に皆さんを優しく見守りますよ。
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信州松本の松本寺の前に、浮き彫りの石地蔵が祠られています。背丈は138cmで鎌倉時代の作といわれています。
このお地蔵さんは、松本の西側を流れる曽我川を流れて来た地蔵さんと伝えられ、
「松本の流れ地蔵」と呼ばれて信仰を集めています。
仏教では、私たちがいま住んでいるところ(現世(げんせ))を「此岸(しがん)」といい、人が死んでから行くところ(後世(こうせ))を「彼岸(ひがん)」といいますが、松本の地蔵さんは、人間が死ぬと川向こうの岸へ、すなわち此岸から彼岸へ、その人を乗せて渡してくれる仏といわれています。こうした仏教の教えから、流れ地蔵の話が生まれたものと思われます。背中にある舟形光背(ふながたこうはい)も、こうした話の生まれる理由にもなったのでしょう。
お地蔵さんはインドでは神であり、中国ではこの世と冥界(めいかい)の間の無仏の世界で、衆生(しゅじょう)を救う仏であり、我が国に伝わると、地獄から衆生を救う仏となり、これが民間が流布(いふ)すると、この世の利益を授け、悩みを救う存在にまで変化しました。
たとえば、安産や育児に関する子安地蔵・身代わり地蔵・水子地蔵・子守地蔵のほか、ホウソウ地蔵、延命地蔵、笠地蔵などきりがありません。また、雨地蔵といい、雨ごいの仏にもなっています。
地蔵庵のお地蔵様は身代わり地蔵様。
何かお願い事ございましたらそっとお地蔵さんにお語りかけください。
http://www.jizoan.jp/
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