宿番号:306913
清流を望む美肌の湯に癒され、美食に心躍る宿 彩つむぎのお知らせ・ブログ
毎日ジャム作り・・・モミジイチゴ
更新 : 2010/7/7 21:26
少しでも雨が上がり、ほんの少しの時間さえあれば、
多少無理をしてでも、山に行く日々を送っています。
この時期になるベリー類摘みにいきます。
自然のものですので、時期を逃すわけにはいきません。
果実酒のビン一本分だけ果実酒用に使ったら、
残りは全てジャムにしています。
旅館でジャム?と思う方もいるかもしれませんが、
彩つむぎでは毎朝自家製のヨーグルトを出しているので、
そのヨーグルトに添えるためです。
何日かに渡って紹介したいと思います。
まず今日はモミジイチゴのジャム。
直径1.5センチくらいの粒を、一体いくつ集めたでしょう。
少しずつ摘んで、ようやく3キロちょっとの収穫になり、
一回目のジャムに挑戦です。
昨年はゆるいソースにしただけでジャムにするのは初めて。
自分たちなりに試行錯誤して、作りました。
まず、3キロちょっとのモミジイチゴを鍋に入れ火にかけます。
果汁が沢山出てきたところで
定量のグラニュー糖を2回に分けて入れ煮ていき、
あくや茶色く変色した部分を取り除きます。
色もきれいに、少し煮詰まってきたところで、
ここで、細かな種をどうしようかと思案。
全部漉すのは大変な作業です。
自然の素材のジャムだから
種があってもいいかなあとも思いましたけど、
大好きな大好きなモミジイチゴだからこそ、妥協はしたくありません。
爽やかな果汁の魅力を最大限に引き出すには、種は邪魔。
ここで一旦火を止めて、頑張って全部漉すことに。
と決めてはみたものの、予想以上に大変で、
種の周りについている果肉が、どうしても全部は取れません。
漉せるだけ漉して、残った果肉と種はまた別に利用することにしました。
結果、苦労して摘んできた3キロちょっとの果実から
ジャムにできたのは、普通の家庭用のホーロー鍋に半分程度。
ビンに詰めてみたら、150mlのピン10本分でした。
手間暇かけて、まさにスローフードです。
でも漉したおかげで、色鮮やか。
生食と同じように、
色も味も柑橘系を思わせる、でもやっぱり木苺。
貴重なジャムができました!