クレッシェンドの玄関を出ると
鉄で出来た「鍛金」彫刻の看板があります。

「鍛金」（たんきん）って、ご存知ですか？

世間一般には、馴染みの少ない言葉かも知れません。
指輪などのジュエリーを作り出す
「彫金」（ちょうきん）は、有名ですが・・・

言葉のとおり、金属を使って、形を作り出して
「作品」を作ることです。

金属板を熱し、叩き、溶接し・・・、それは、昔から
「道具」を生み出す技法の一つとしてありました。
鍋ややかんを始め、門扉や柵など、鍛金の技術を応用して
生み出されたものは、私達の身の周りに、たくさんあります。

その「鍛金」によって、道具でないものを造る人が
「鍛金彫刻家」です。
クレッシェンドの建物の工事中
東京芸大出身の知人に紹介してもらって
鍛金彫刻家の「安藤　泉」先生のアトリエに
夫婦で伺いました。
ちょうど、東京の「目黒雅叙園」に納める「鳳凰」の作成中で
とても忙しいので、東京芸大生のお弟子さんを紹介してくれました。

「安藤　泉」先生は、東京駅の八重洲地下街の
出口を上がったところの、ツムラのビル１階にある
大きな大きなキリンの像を作った方です。

お弟子さんに建築中の「クレッシェンド」の建物を見てもらって
イメージに合わせて、何パターンか、作品のスケッチを
書いてもらい、その中から選んだのが
画像の「クレッシェンド」の看板です。

鉄で出きていて、年を経るごとに錆びが出きて
それが、また、味になる作品だということで、選びました。

上のアームまで入れると、１００Ｋｇ超える作品です。
文字には、真鍮を使って作ったりと、こだわりがあって
凝って作ってくれたので、ペンションのオープンには
間に合わず、１ヶ月くらい過ぎてから、看板が付きました。

そんなこだわりの看板の前で、記念撮影は、いかがでしょうか？

室内でも、外観をバックでも、何回でも
シャッターを押しますので、お気軽にお声をかけてください。

明日は、２月２３日で、フジサンの日です。
最後の冬花火が開催されます。