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桜のプロムナードを東へ☆河口湖美術館で企画展開催
更新 : 2010/4/13 19:00
今、桜が見ごろを迎えて絶景の
河口湖北岸☆桜並木のプロムナード(遊歩道)を
河口大橋に向かって、東へ行くと湖畔沿いにある
「河口湖美術館」で、現在開催されている企画展を
ご紹介します。
没後25年 鴨居 玲(カモイ レイ)
終わらない旅
下記は、河口湖美術館のHP
http://www.fujisan.ne.jp/news/info.php?new_id=144&nca_id=1
からの抜粋記事です。
もしかしたら不確かなままでしかない、のかもしれない
わたしたち人間のそれぞれの「生」。
あるとき我執を離れて省みれば、はて、生きる意味とは何なのか?
そもそも自分は何者なのか?。
こうした問いはおそらく昔も今も、誰しもが心に秘めている
普遍的な疑問なのではないでしょうか。
それを絵筆で問い続けたひとりの画家がいました。
その名は鴨居玲(カモイ レイ)。
没してはや25年、いまなおその作品は
人の心を惹きつけてやまないのです。
新聞記者の父のもとに生まれた鴨居玲は
金沢で幼年期を、のちに父の転勤にともなって
ソウル、大阪で少年期を過ごしました。
戦後まもない時期に新設された金沢美術工芸専門学校
(現在の金沢美術工芸大学)で画家宮本三郎(1905-1974)の教えを受け
大阪、神戸、ヨーロッパ、南米、と各地を遍歴しながら活動。
41歳の時、当時、画壇の登竜門だった安井賞を受賞して一躍脚光を浴びます。
その後スペイン中部の小村、またその後に神戸、と居を移しながら
人気作家としての道を歩みますが、高い評価と賛辞をうけるいっぽうで
生きるがゆえの懊悩にさいなまれてでしょうか?
晩年には周囲に自死を予告して
未遂するなどの奇行を繰り返すようになり
57歳の時、ついに自らの意思によってその人生を終えます。
疲れ果てた廃兵、夢とうつつの境を失った酔っぱらい
虚空にたたずむ建造物、皺にまみれた醜い老人....
暗く重い画面に照らし出されるように劇的に描かれた人物たちの
眼窩の影に隠れた視線の向かう先を読むことはできない。
この画家が描く人物は実はほかでもない、モデルに仮託した自画像。
そして、人々が彼の作品に共感をおぼえるのは
それがわたしたち自身の姿と重なるからなのです。
本展では鴨居玲(カモイ レイ)の初期から最晩年に至る
油彩画を中心に約80点の作品を展示しています。
今週末、4月17日(土)は、空室が3室あります。
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