4月21日に南三陸町の子どもたちのために1つのワークショップが
開かれました。
国際会議やＮＨＫさんの大型装花を手がけている「花匠前野」こと
華道家の前野博紀先生によるワークショップです。

南三陸町志津川でモアイの像やＳＬ機関車があった松原という
地区にあった素材を使った龍を食べた一匹の大クジラに
前野先生がお花を生けるところからスタートしました。

集まったお子様は20名以上、何が始まるんだろう、というドキドキした雰囲気

次々と彩られるクジラは生命が吹き込まれていくようで不思議でした。

お花が生けられた後はいよいよお子様の出番です！
好きな板に自分が想う「大切なもの」を描いていきます。

誰に教えられることもなく、自分自身の手でひたすら青を
描いている子もいました。

前野先生やスタッフのおにいさん、おねえさんとお話するのも
楽しかったみたいです。
「お花ばたけ」「震災後の夢花火」「うさぎのぬいぐるみ」
「海」「夕方」「笑顔」...

ひとつひとつ自分にとっての大切なものを皆さんに
ご紹介しています。
それぞれの大切な想いに会場にいた大人たちも胸がいっぱいに
なりました。

そして1人1人が「天才？」と思ってしまうような素敵な
作品になりました。

いよいよ大詰め！それぞれの作品を好きな位置に固定していきます。
「てっぺんがいい！」「目立つところ！」などなど
自慢の大切なものを少しでも見てもらえる所を
選んでクジラに飾りつけていきます。

そして完成！！！

すごい。とってもとっても素敵な出来上がりですね。
色とりどりの大切なものがその場を明るくしてくれます。
誰もが笑顔になり拍手＞▽＜

最後はみんなで「でっかく生きよう〜！！」と宣言して終了しました。

先生もとっても嬉しそうですね。
下は３歳、上は高校生まで幅広く参加し、とっても良い素敵な時間と
なりました。

前日遅くまで作業にとりかかり、翌朝の早くからご準備をいただいた
関係者の皆様も、本当に有難うございました。
大きく生きる南三陸の子どもたちに是非また会いにいらして
下さいね。はる