蒜山高原の周辺では蕎麦（ソバ）の花が見ごろを迎えており、ところどころで畑一面に広がっている満開の白い花が秋の訪れを感じさせています。
　屋外で作業をしているとハチを見かける機会が増えたかな・・・そんな感じもしてなりませんが、ソバの受粉は一輪内で受粉を完了することができず、それぞれに違う花同士の花粉でしか受粉できない仕組みになっており、虫たちに花粉を運んでもらわないといけないようです。
　そのため、虫たちが活発になる朝方に少し花が匂うようになるんだとか。ニオイがあるもののソバの蜜はとても栄養価が高く、寒い冬を越す虫たちにとっても大変貴重な栄養源になっているようです。ハチを見かける機会が増えたと感じるのも、こんな影響があるのかもしれません。
蒜山高原は岡山県内でも有数なソバの産地。１０月中旬頃からソバの実の収穫が始まり、早ければ１０月の終わり頃には新そばが楽しめる予定です。
　ソバの花の見ごろは９月の終わりごろまで。深緑の蒜山三座に映えるソバの花咲く蒜山高原へ是非お越しください。