宿番号:309364
入湯御宿 温泉閣のお知らせ・ブログ
幻の茸の佃煮
更新 : 2010/10/25 10:05
当館では出来合いの料理は一切出していない
特に佃煮は昆布や椎茸・キクラゲに、畑に生える蕗を炊き込んだ
保存料など使わない当館の手造りの佃煮が好評である
先日はエリンギ茸を入れてみた。歯ごたえはあるが、今は幻のキノコになった
大分県の草原(笹原)にしか生えない【ネジ茸】という笹ナバは、食感の歯ごたえ、
食味のほろ苦さはキノコの中では絶品であった
鉄輪の裏山から九重高原にかけて、30〜40年以前には沢山とれ、それを専門に採取し
売りに来ていた人がいたが、高原一体の笹原に花が咲き笹が枯れて以降
ほぼ絶滅したのか無くなった。
最良の調理は。ネジ茸を湯がき大根おろしにカボスの酢の物で食べたが、ほろ苦さとコリコリした
食感は忘れられない
ネジタケを見なくなってしばらくした頃、柴石温泉の休憩所で偶然にネジタケの味噌漬け
の話しをしているのを、もれ聞き、当時亀川国立病院に入院していた父に一切れ分けてもらい
食べさせたことがあった、おそらく30年位前になるだろう。
これだけ様々なキノコが栽培されるようになっつたが、ネジタケだけは幻の茸で終るのだろうか。