1987年から1999年、昭和から平成へと世が移り、
二十世紀が幕を降ろそうとするまでの13年間、
ひと月も休むことなく描いた縦横十五センチメートルの小宇宙。
全156点の作品一つ一つには、画家 ��山辰雄自身による言葉が添えられています。

草木、花、人物、卓上の静物、生き物、空と雲、太陽、月、星、風…。
時は流れ、季節が移ろい行く中で、��山辰雄が静かに見つめてきた、
その時々の光景。

日本画家として、すでに不動の評価を獲得しつつも、
常に前を向いて歩みつづけた��山辰雄の濃密な作品群は、
掌にさえ載るような大きさでありながら、
観る者に、大画面の作品にも劣ることのない、大きな感銘を覚えさせます。
日本画壇の歴史に名を刻んだ��山辰雄のもう一つの芸術世界をご堪能
ください。

こちらの企画展は、本年11月7日（日）まで開催されます。

当館からは、お車で約10分。
電車やバスでお越しのお客様は、
河口湖駅より周遊レトロバスをご利用くださいませ。