戌井昭人（いぬい あきと）さんは、
2009年 文壇デビュー作「まずいスープ」（新潮社）
2011年「ぴんぞろ」（講談社）
2012年「ひっ」（新潮社）
2013年「すっぽん心中」（新潮社）
2014年「どろにやいと」（講談社）
の5作品が、それぞれ芥川賞候補に選出され、
「すっぽん心中」で第40回 川端康成文学賞を受賞。

また、ライフワークであるパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」を
主宰し、作家として、劇作家として、常に大きな注目を集める鬼才でいらっしゃいます。

私どもの主人とは、同じ大学の演劇科に学んだ無二の親友であり、
当館にも度々ご来館くださっています。

その目覚ましいご活躍ぶりは、折に触れてご紹介しておりますが、
この度、戌井昭人さんが、近著「のろい男 俳優・亀岡拓次」（文藝春秋）で第38回野間文芸新人賞を受賞され、その贈呈式および祝賀会が、
12月16日（金） 、帝国ホテルにて開催されました。

当館からは、主人がご招待を受け、式典に出席いたしました。

本作の前編にあたる「俳優・亀岡拓次」（文藝春秋）は、
監督：横浜聡子、出演：安田顕、麻生久美子、染谷将太、工藤夕貴、
三田佳子、山崎努（各敬称略）等、豪華キャスト・スタッフにより2016年新春に映画化、全国ロードショーされ、多方面で称賛を博したことは、
記憶に新しいところです。

重ね重ねの栄えあるご慶事を心からお祝い申し上げますと共に、
戌井昭人さんの今後益々のご活躍を丸栄一同、お祈りいたします。