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  • 沖縄の世界遺産のご紹介5:首里城跡(その4)

    更新 : 2020/3/27 13:56

    はいさい!「琉球ナビゲーター」の儀間です。

    さすが、琉球国王の居城、話題はまだまだ続きます。

    前回は「万国津梁の鐘」についてちょっと触れましたが、この鐘について紹介します。
    沖縄県知事が記者会見を行ったり、来客を迎えたりする映像をテレビなどで見ることがあるかと思いますが、
    後ろに漢文が書かれた屏風が立てかけられているかと思います。


    この屏風には「琉球国者南海勝地而鍾三韓之秀以大明為輔車以日域為唇齒在此二中間湧出之蓬莱島也以舟楫為万国之津梁・・・」と
    書かれています。読み下しますと、「琉球国は南海の勝地にして、三韓の秀を鍾め、大明を以て輔車となし、日域を以て唇歯となす。
    此の二の中間に在りて湧出する蓬莱島なり。舟楫を以て万国の津梁となす」となります。
    「琉球は朝鮮と中国と日本の間に位置する理想郷のような島で、交易を通して万国の橋渡しとなります。」と
    交易国家として広くアジアに船を送っていた気概を高々に宣言しています。
    長くなりましたが、この銘文が刻まれているのがこの鐘です。銘文中の「万国之津梁」がこの鐘が「万国津梁の鐘」と呼ばれている由来です。
    現在、首里城に掲げられている鐘はレプリカですので、実際に鐘に触れながらこの銘文を確認することができます。

    先に進みましょう。
    朱色の木造の「広福門(こうふくもん)」をくぐった先が「下之御庭(しちゃぬうなー)」です。
    ここには前々回ご紹介しました首里城最大の聖域「首里真玉森御嶽」があります。
    左は正殿の方向ですが、右に向かいましょう。
    西に突き出した物見台「西のアザナ(いりのあざな)」があります。
    ここからは那覇の街並みが一望できます。海の向こうには慶良間諸島が望めます。
    王国時代、琉球に来る大陸や東南アジアの国々からの船を久米島の役人が見つけ狼煙をあげると、
    それを見、慶良間の役人が同じように狼煙、首里城の物見台である西のアザナの役人に伝えました。
    また、鐘を使ってここから首里城下や那覇の町人々に時間を知らせる役目も西のアザナにはありました。

    次回は首里城の祭祀エリアを通り、いよいよ正殿エリアへ向かいます。

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