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万座毛と女流歌人
更新 : 2024/2/27 20:42
はいさい!「琉球ナビゲーター」の儀間です。
今回は琉球王朝時代からの人気の景勝地「万座毛」と、この場所を紹介するのにどうしても外せない女流歌人をご紹介しましょう。
恩納村にある万座毛は琉球石灰岩の台地の上には天然の芝が広がり、周辺の植物群とともに沖縄県の名勝・天然記念物に指定されています。
断崖からは雄大な東シナ海を眺めることができ、眼下の透き通った美しい海は深度や時間によってさまざまな色に変化し、見る人を魅了します。
このような美しい景色から観光バスのコースに組み込まれ、団体客がこの美しい景色を背景に記念撮影を行っています。
この地は琉球王国時代にもやはり景勝地として知られており、古くは琉球国王 尚敬(在位1713年 - 1751年)が国中を巡察した際に、ここを訪れ「万人が座するに足る毛(野原)」と評しました。このことからこの場所は「万座毛」と呼ばれるようになったそうです。
さて今回のもう一つの話題である女流歌人をご紹介しましょう。
万座毛のある恩納村をドライブしていると沖縄の着物を着た女の子のイラストをよく目にすると思います。
このイラストのモデルは名前を「恩納ナビ」、18世紀に現在の恩納村に暮らしていたとされる女の子です。
恩納ナビは尚敬王が万座毛を訪れた際に国王にひとつの歌を献上しています。
それが「波の声もとまれ 風の声もとまれ 首里天がなし 美御機拝ま」(波の音も止まれ 風の音も止まれ 恭しくも国王様の お顔を皆で拝みましょう)
雄大な歌ですよね。
恩納ナビの歌にはもうひとつ有名なものがあります。
「恩納岳あがた 里が生まれ島 もりもおしのけて こがたなさな」(恩納岳の向こうに 愛しい人の村がある この邪魔な森を押しのけて こちらに引き寄せたいものだ)
すごく情熱的な歌ですよね。
万座毛周辺には恩納ナビの歌碑や歌を紹介したスポットがいくつかあります。
18世紀の沖縄にいた女流歌人の歌にふれてみてください。
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