八戸市長根にございます

矢止めの清水をご紹介させていただきます。

長苗代駅方面から馬淵川に架る大橋を渡り、すぐ左折して

数十メートルほど行きますと土手に大きな木が数本あります。

矢止めの清水はここからは見えないが、一本、川岸の道に

入ると土手にある木の傍らから水が湧き出している場所が

見つかります。この湧水は伝説によると、平泉を逃れて高舘

に住んだ義経が、家来弁慶にどこまで遠く矢を放つことが

できるか命じたところ、馬淵川を越えて3キロ先の土手に刺さり

この矢を抜いたところ水が湧き出したことから矢止めの清水と

呼ばれているそうです。

ここ八戸にはこの清水の他に、11もの義経に纏わる伝説の

場所が残されており、三厩にある義経寺の金龍水もその

伝説ゆかりの水でございます。

清水は水量が少なく渇水状態にあり、また飲料には適さない

旨の表示はあるが、周辺は現在、河川敷公園として整備が

行われていることから、歴史的史実を楽しみながら訪れて

みてはいかがでしょうか？