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本日3/3『桃の節句・雛祭り』を深堀りしてみました!
更新 : 2024/3/4 8:05
今日3月3日は『雛祭りの日』です。
女の子の健やかな成長を願う伝統行事で、現代に至るまで『女性の象徴の日』として様々な分野での行事に派生して行きました。
『上巳の節句』『桃の節句』とも言われ、『五節句』の一つです。(※『五節句』は最下部で解説)
元々は3月上旬の巳の日でしたが次第に3月3日に固定して行きました。
「桃の節句」と言われるのは、旧暦3月3日が桃の花が咲く季節だったためと言われます。
上巳の日に川で身を清め汚れを祓う古代中国の習慣が、海を渡り平安時代に日本に取り入れられ、後になって人間に代わって紙で人の形(形代)を作って汚れを移し、川や海に流して清めるようになりましたが、それは「流し雛」として現代に残ります。
時を経るにつれ、紙の人形(ひとがた)が次第に精巧で豪華なものになって行き、流さずに飾るようになって、雛祭りとして発展して行きました。
宮中や貴族の間でも公式のものとして行われるようになり、江戸時代には庶民の行事となって行きました。
元々は、5月5日の「端午の節句」とともに男女の別ない行事でしたが、江戸時代頃から豪華な雛人形は女の子に属するものとされ、逆に「端午の節句」は「菖蒲の節句」とも言われることから「尚武」にかけて男の子の節句となって行きました。
雛祭りの日が『女性の象徴』でもあることから派生した行事、雛祭りに因んだ記念日には以下のものがあります。
【平和の日】
1984年の国際ペンクラブ東京大会で、日本ペンクラブの発案により制定、翌年から世界中で実施。「女の子の健やかな成長を祝う雛祭りは平和の象徴である」との考え。
【女のゼネストの日】
1997年から全国各地の実行委員会実施。男女共同参画社会を目指し「男女平等基本法」制定を求めて女性が立ち上がる日として女の子の節句に設定。1996年来日のアイスランド・フィンボガドチル大統領の演説がきっかけ。アイスランドでは、何万人もの女性が仕事を放棄して首都レイキャビクに集結した1975年と1985年の「女のゼネスト」を契機に初の女性大統領が誕生。
【金魚の日】
日本鑑賞魚振興会制定。江戸時代、雛祭りの時に金魚を一緒に飾った。
【桃の日】
1999年、新製品「桃の天然水」のPRのため日本たばこ産業(JT)制定。
※《五節句》1/7人日、3/3上巳、5/5端午、7/7七夕、9/9重陽。 人日以外は同じ奇数が重なるが、1/1元日は別格のため1/7が節句となった。
平安時代の当初は、この形代を人の身代わりとして川に流していたそうです。
流し雛も現代に残ります。この雛が次第次第に精緻かつ豪華になり、屋内にて飾るようになったのが現代まで続く雛飾りです。
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