宿番号:311252
香住 なごみの香風の宿 さだ助のお知らせ・ブログ
準備万端!
更新 : 2020/6/8 17:14
6月に入り夏のような陽気が続いているこちら香住です。
前の記事でかおりさんも紹介していましたが、
6月からは活イカが旬、香住の主役になります。
この活イカ、お造りにしても直前まで生きたものを捌くのと、
水揚げされてから少し時間をおいたものとでは全然違います。
時間をおいたものは色が乳白色で食感はモチモチ。
そして噛むととろけるような甘みが口に広がります。
たまらなく美味でございます。
しかし、それを差し置きナンバーワンに君臨するのは
なんと言っても活け姿造りですね。
透きとおるほど透明で、コリッコリの歯ごたえ!
口に入れるとほとばしる新鮮さをいっぱいに感じられます。
そんな新鮮さを感じるために重要なのはスピード。
どれだけ素早くお客様のもとへお出しできるかにかかっています。
ここが板場の腕の見せ所!
5月末、いよいよ活イカが始まるというころ、
板場からピリッとした空気が漂ってきたのを感じたので
ふいと覗いてみると、谷口料理長と土居さんが包丁を手に真剣な顔つき。
傍らにはストップウォッチを持った秋山チーフが。
これは・・・と思っていると
「よーい、スタート!」
の合図とともにイカを捌きだしました。
谷口料理長は慣れた手付きでサクサク包丁を入れていきます。
おふざけキャラな谷口さんもこのときばかりは料理人の顔をしています。
一方比べると経験の浅い土居さんは苦戦中。
「あーっ、えーっ」と焦りの声が出ています。
谷口料理長はものの1分30秒で完成。
そして土居さんは遅れること数分。
ドヤ顔の谷口さんとガックリの土居さん。
即反省点を振り返り、改善できるよう励んでいました。
ものの数分前まで泳いでいたイカが目の前に出る。
これが新鮮じゃないはずがありません。
板場さんも1秒でも早くお客様のもとへお出しできるよう精進しています。
ぜひ新鮮そのものを食べて味わっていただきたい。
皆さまのお越しをお待ちしています。
タキモト
美味しくイカを味わえる新メニューも登場していますが、
それは来てのお楽しみ・・・