夜咄(よばなし)の茶会で静寂な茶の湯の世界へ
更新 : 2022/3/11 16:23
【夜咄(よばなし)の茶会で静寂な茶の湯の世界へ】
生駒のお宿城山旅館で、夜咄を体験してきました。
夜咄とは、夜の長い炉の時期(11〜4月頃)、日が暮れてから和ろうそくの灯火で行われる茶事のこと。数ある茶事の中で、究極のおもてなしと言われているそうです。
にじりぐちから四畳半の和室に入ると炉の炭火が暖かく、釜の湯の沸く音を聴きながらお香を聞くと、俗世から離れ心が落ち着きました。
続いて、禅の修行僧の食事で使われる四ツ碗による、茶の湯独特の懐石が始まります。季節の味と和菓子を楽しみ、いよいよお手前が始まりました。ここまでの流れが全て美味しいお茶を愉しむためのものであったことを知り、驚きました。
「漆黒に包まれた生駒山の静寂の中、方丈の空間で、眼、耳、鼻、舌、身の五感を研ぎ澄まし、自分自身を見つめ向き合うことで何かの発見があれば」と、裏千家教授の矢野宗和先生。
日常の現実からしばし解き放された二時間に、静寂な体験でしたが、実は心の中では大興奮だった、いこまち宣伝部石飛でした。
<夜の茶会(夜咄)特別体験プラン>
・内容/体験120分(懐石、お香を聞く、お点前体験など)
・場所/生駒のお宿城山旅館(生駒市門前町15-12)
・電話/0743-73-4717
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