宿番号:311615
アンチ商品化
更新 : 2010/11/17 10:17
観光素材をそれなりに組み立てて商品化する。
所謂、観光ルートの開発とか着地型観光とか体験観光..などなど...
言葉で云っちゃえばいとも簡単なのですが、
それなりとは、何のなり?とか、
組み立てとは、何と何をどうすればそうなるの?とか、
それを商品にして、どうするの?とか、
言葉尻を捉えるわけではないのですが、
余りにもあいまいなものが複雑に絡み合い、
絡みを解くのが大変なので、簡単な解決策に走ってしまう。
曰く、時代の表層を漂う流行への追随。
それが嫌な自分は大勢に逆行したくなり、
商品化できないものに喰らいつき、
商品化からかけ離れたものにしようしようと考える。
絶対に商品化になんかできっこないというものにのめりこむ。
それは、何か...
地域の文化といえばオーバーですが、
地域の色合いといっても良い、そんな色の染み付いた人の暮らしと技、
それも、染み込み具合が濃い人たちの紹介。
それも、それも、そおっと覗くことの出来る仕組みを作ってみたいのです。
旅を、「体と精神の移動」と考える私は、
欲しい情報を欲しい人に適切に提供するのが観光の果たすべき役割であり、
情報を訪れる人と共有できた時、地域が少しは元気になる...
地域を皆で担ぎあうとは、こんなことなのかもしれません。
「わっしょい..わっしょい」
お祭りの掛け声です。
和を背負いあう..語源だそうです。
実に意味が深い.....