宿番号:311615
変は変...
更新 : 2010/12/2 23:37
初めから違和感を覚えていた。
“使い勝手のいい補助金”ということば。
使い勝手の良さを十分に租借しないまま臨んだ事業評価、
会議を重ねるごとに、違和感が徐々にその姿を現し始めた。
申請事業は全て通しましょう、イコール、使い勝手のよさだったのだ。
多少の不備は委員の改善コメントを添えた上で合格とし、
より多くの事業を実施してもらい、地域の元気を取り戻しましょうというのだ、
それも、合否の基準に満たないものまでをも取り上げて。
更に、満たないものは内規を作り適合させようとまで云う。
内規とは、組織内部のみに適応される決まりごと。
この補助金事業の目玉は、公開でのプレゼンという開かれたものだったはず。
もはや、協働の概念、その欠片すらない。
行政の補助金がより身近なものとしてあるという点からすれば、
事業を通した啓蒙という面で一定の評価は出来るものの、
凡そ協働の実現までには至っていない。
その、入り口にすら辿り着いていないというのが実感。
公開に対する内規という秘密めいた異物の導入に対し、
あと一回の残された会議で、たった一人、異議申し立てをするつもりでいる。
どのような時代でも、ならぬものをなるようにして良いはずがない。
ならぬものをならぬと言う変な奴が居て、
かろうじてバランスを取りながら歴史は動いてきたのだから.....