宿番号:311615
東五郎の湯 高東旅館のお知らせ・ブログ
伊達 なおと..とは...
更新 : 2011/1/7 18:02
子供の頃、知らない大人の人からモノを貰うと親に叱られた。
知っている人であれば、礼をしたのか親に尋ねられ、そうしたといえば褒められた。
それが、親同士の親しさを増す行為に繋がっていたようにも思えた。
全国に飛び火しそうな気配をみせる、タイガーマスクのランドセル。
モノと一緒に添えられた手紙にある言葉に違和感を覚えた。
このような好意の輪が広がれば良い..とあったのだ。
善意そのものを否定はしないが、自分の善意を他にバトンタッチするような言葉に、ぞっとした。
どうして、実名で為し得ないのだろうと思う。
輪を広げたいのであれば、組織化すれば良いのではないだろうか。
顔を明かすことなく施す善意が、果たして善意といえるのだろうか。
善意に対して礼をするのが人の道であるのなら、施設の子供たちは一体誰に対して礼をすればよいのだろう。
精一杯生きたうえで、自分の主義主張に沿った他人への思いやり...施しとはこうしたものではなかったのか。
また、それは、ごくごく自然なもので、全国ニュースに取り上げられる事さえなかったはずだ。
善意の根幹でもある“通い合い”の無い施しを、私は一体なんと呼べばよいのだろうか.....