宿番号:311615
東五郎の湯 高東旅館のお知らせ・ブログ
不条理から生まれたのかしら、不協和音の心地良さ
更新 : 2016/9/29 0:33
日常に潜む不条理
それは様々な形を伴い、我々の平穏な日々の暮らしに突然風穴を開けては、その使命を全うする厄介な代物
社会現象の異常な形といえるもので、開いた風穴の代償は大きい
ギターを弾き始めた18の頃に出会った不協和音
耳の中に入り込んだその音は消化不良を起こす予感を伴いながら鼻腔を落下し口腔に転がり落ちて、
飲み込もうか、このまま口から吐き出そうかと思いながら舌の上で転がしているとなぜか感じた心地よさ
それもそのはず、制服の詰襟を乱すことなく着込み、タイを毎朝きちんと占めてベッドに入るまで緩めることなく過ごす日々のルールへの決別を感じさせた音、セブンスコード
それは、主旋律にまとわりつく不良ともいえる音の集団だ
何故かそんな音に親しみを感じた18の自分
年を重ね、ますます強まるセブンスコードの日常への導入
何のことない、体制への異議申し立て
大人の不良行為
18の時に成し遂げられなかった不良を、この年で為す快感
毎夜毎夜、舌の上で味わっているのです...ジャズを聴きながら.....