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宿番号:311615

里山の時と流れに身を任せ、ゆったりほのぼのふれあい湯治。

川渡温泉 (鳴子)
古川ICを降りたら、国道47号線を鳴子方面へ約45分

東五郎の湯 高東旅館のお知らせ・ブログ

宿泊施設ブログ

  • 私見...その1

    更新 : 2016/11/1 21:47

    循環型社会を語るとき、避けて通れないものとして“生活の基盤”という言葉があると思います。

    よく言われる「本市には,国の天然記念物に指定されているマガンやヒシクイが飛来する中世以後の原風景が残る湿地や栗駒国定公園に位置する温泉郷など,景観を含む貴重な自然資源」というのは、確固とした暮らしから派生した環境の一現象であり、
    目を向けるべきは、それらを生み出した生活の基盤であると考えます。

    それはある意味で、一次産業に従事し、額に汗して日々を過ごせば暮らしが成り立つという経済現象でもあり、
    真の循環型社会を目指すのであれば“必要なものが必要な分あれば、あとは要らない”という社会全体の知恵を地域で共有できた一昔前の良き時代を復元し、
    国の政策に頼らない、大崎市独自の一次産業に対する手厚い保護が無い限り実現不可能であり、
    循環型社会の形成というよりは“循環型社会の遺産継承“という文言が適切なように思えます。

    循環型社会という言葉の、自然.環境に優しいという冠をつけるための形容詞的使用は慎むべきで、真に実現するには相当の覚悟、時代を遡るだけの知恵と勇気が無ければ成し遂げられません。

    福島県三春地方に“三春四里四方”と云う言葉が残されています。
    三春を中心とした16キロ圏内で生活が賄えたということであり、賄うに足りる環境が整備されており、それを実現可能にした生活の背景や暮らしの知恵が存在したということでもあります。
    現在では夢のような話ですが、この考えを暮らしの中に実践する地域創りを目指すのであれば、
    立派な大崎市の特性にはなるでしょう、所謂、「里山特区」として。

    その可能性を探るために、志ある者たちを旧一市六町から応募し、
    交流を深めることも一体感の醸成に繋がると思いますが如何でしょうか。
    循環型社会の復元を目指している団体は、市内にも数多くあると思います。
    我々は、このような処で、長い間種の保存を営んできたという経過の上に、今が在る...しかも、そのところところの、違ったやり方で。

    このような思考の共有無くして、一体感の醸成は為しえないと考えます。
    そういうものが暮らしの中に色濃く見られるということが、その地域の特性ということではないでしょうか.....

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