そんな、買い物先での駐車場．．．

車の中のテト．．．様子が変です
買い物をしている最中、店の中から時々車の中を見ているのですが、
さっきから、顎を突き出し天に向かって吠えているようです
遠吠えに違いありません

そういえば、大阪から辿り着いた、我が家での初めての夜
空が白み始めるまで遠吠えするテトに、一睡もできませんでした
何を思って吠えていたのでしょう
悲しげな声の先にあるものは何だったのでしょう

今まで一緒だった仲間と離れ離れになって、東北の温泉場に強制連行された形で、
湧き上がる望郷の念を沈めるための儀式だったのかもしれません
ひとつ遠吠えする度に大阪を忘れ、ひとつ遠吠えする度にお世話になった人を心の奥底に大事に仕舞い、ひとつ遠吠えする度に此処で生きる決意表明をし、
朝まで真面目にテトとして、私たちと共に朝を迎えたという感じがしたものです

でも、こんなことを、人は人にはしないのに、
動物というだけで身に降りかかる理不尽さに、
あのときも、そして今も、取り巻く不条理を食いちぎるべく吠えているのでしょう

孫という、授かった新しい命．．．そしてテトの守るべき、これからの命
毎日が、一喜一憂の今日この頃です

憂の時、考えます
人だって、いや、人だからこそ遠吠えしても良いのではないかと
それも、一人で
大勢でする遠吠えは、烏合の衆になり、
一人する遠吠えこそが孤高になると、思いませんか

ワォーーーーーーーーーン．．．．．