宿番号:311615
東五郎の湯 高東旅館のお知らせ・ブログ
今のままでいいの? 地域って、誰のもの???
更新 : 2020/12/7 3:11
鶴見: 残像の上に築かない。
日本の大学というのは、小学校ではそうですが、まず国家 が出来てから、それに合わせて作る教育の体系なんですよ。
だから日本の大学と いうのは、東大は国家が作った大学ですよね。
だから逆に言いましょう。
何故私 が留置場にいる三ヶ月の中で、ハーバード大学は私に学位をくれたのか。
それは アメリカが、国家が出来るのは一七七六年です。
ハーバード大学が出来たのは一 六三六年ですよ。国家よりも前にあったから。
そういう視野を 身に付けるのは当然なんで、
国家のやった裁定をそのまま大学 が認めることはしないんですよ。
単純なことです。
日本の場合 は、国家が大学を作るんですから、東京帝国大学というのは、 国家の役に立つ為にあるわけですからね。
そういうふうになっ ちゃうんです。
だから残像のない文化というのは、繰り返し国 家の政策に合わせて転向していく文化なんです。
だから日本の 知識人の文化というのは転向文化なんです。
西橋: それはつまり国家が何か方針を変えれば、
もうそれに合わせて自分の考え方も変 えていくという。
鶴見: そうです。そのことに自覚がないんですよね。
西橋: 残像がある人と残像のない人との違いというのは、
どういうところに、どんな形 で出てくるんでしょう。
刺激を欲するとき、朝まで宙を飛び交う言葉を探ります
鶴見俊輔さんを知ったのも、言葉を網で掬った晩でした
以前掬った多田富雄さんも、その中の一人です
”免疫の意味論”を読み進むうち、人に侵入する外敵と地域に侵入しこれまで育まれた風土を我が意に沿うべく変質させる企業軍団の同一性を強く感じ、
上記の対談も、地域の変質を防ぐための指針と感じたところです
時代の表層を漂う流行廃り
立ち回りの上手い者で、財を成してもその名を後世に残したものは居ない
愚直が一番
如何に時代が変わろうと、暮らしに必要なものは時代が拾い直してくれる
新しいものに飛びつくより、先人の汗を知ることが最も大事と、
歴史上の偉人が窘めている、令和の時
到達すべきものの 見える朝焼け
小さき我を
お出でお出でするかのように.....