宿番号:311615
東五郎の湯 高東旅館のお知らせ・ブログ
キャリフォーニアの青い空
更新 : 2025/2/17 22:05
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新しく加わった4312は、良かった
4301とは一味違い、前に出る強さとメリハリがある
こんな風に記しながら、音に対する表現は人それぞれだなぁと思うときがある
音が前に出る強さとかメリハリなんてものは、自分で記しておきながら、全くいい加減な表現で、
多分に評論家が雑誌に書きまくった言い回しが、市民権を得た結果ではないかと思っている
音に対する感覚
それは、その人が実際に音と関わりを持った環境によるものではないかと思うのだ
生まれながら持っている音に対する感覚と、音を楽しんできた環境が、
その人の音の趣向を決定するのではないかと思っている
幸いにも、今は無きダイヤトーン.郡山工場で制作していた国営放送局御用達のでかいモニターを直に聞く環境に在ったので、それも、たった今収録したばかりの音楽と音声をこの耳で聞いていたので、
何が原音かという点では、チョッとは自慢できる環境に居たような気がする
スタジオで演奏する音と、モニターを通して聞こえる音は、間違いなく一緒のものだったのである
アンプ、テーブルも一流もの
テープルは、今はデノンの元.デンオンだった
そして機器の接続コードのブットイ(すごく太い)のには驚いた
全て国産の一級品で、悪い音のするわけがなかった
そして、我がJBL.4312である
部屋の片隅でショボンと小さくなっている4301を尻目に元気そのものだったのだが、
或る日のこと、止せばいいのに二つの音を比べてみようという気になり、4301をアンプに繋いでみた
驚いたことに、おんなじメーカーでも、音質がまるで違う
音の陰影と云えば又評論家的表現になってしまうのだが、出て来る音に立体感を感じる4301
比較して、音の輪郭を伴った力強さは強烈なものがあるのだが、なぜか平面的に聞こえる4312
このように感じる元となるものは、低域の余韻ではないかと思う
高域の手前まで余韻に包まれて美しく響く4301の良さを、改めて発見した思いだった
それにしても、すき間テープ..侮るなかれ、である.....