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そんな、永遠の対峙

その相手がどのようなものであっても、
自分なりに向き合いながら対象を見極め、
私と背丈が同じになったところから自分の中に取り込み、
考え方の基礎にしていく

それは、あくまでも考え方の基礎であって、考えそのものというものではなく、
私と云うものの中心点と云ってもいいのかもしれず、座標軸で言えばゼロ地点のような処
何があっても、動かすことのできない基本的部分
それを起点として日々行動し、感じ、そこから得たものを、私の中で私と共に推移している部分の糧としているのだと思う
オーディオで云えば、アンプの様なものでないだろうか

そのアンプだが、電気のことには全く素人の私が、初めて蓋を開けて中を覗いてみた
想像通り、なにがなんだか全然わからない
「ここがこうなって、ここからあそこまでああなって、その先にあれがあるということは、これとあれが問題だな」．．などと訳の分からないことを独り言ちながらただ見ているだけ．．手も足も出ない．．空しい

だが、二種類のスプレーで何とか接点のガリを抑えることが出来たのは、上出来上出来
そして、蓋を閉め終わってから、ビスを一個発見．．．締め忘れたところがある？？
再び開閉．．．こんな調子なんである
この時ほど、メカに強い人が羨ましかったことはなかった

そんな私でも、これだけは知っている
干渉を省いた最短の通電が、ベストだということ
結果、スピーカーから良い音が出る
強力な電源が、外部から取り込んだ音楽信号を、シンプルにそのままスピーカーに送る

人の生き方もシンプルに越した事は無いのだろうが現実はアンプの様にはいかず、
身の回りに散乱する多岐に渉る干渉の中、
どれを選択するべきか思い悩む連続こそが日々の暮らしと云うものかもしれず、
私の場合、複雑に考えて選択の幅を広げた中で、
目的に最短距離で到達できるものを選ぶということも、
一つのシンプルではないかと思っている
数多く集めてしまったスピーカーを選ぶ、セレクターのように．．．．．