最近、やっと朝晩は涼しくなりはじめましたね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか？

今日は、現在公開中の素敵な映画をご紹介させて頂きたいと思います。

その作品は『ダンスウィズミー』

「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」「ハッピーフライト」などの矢口史靖監督のオリジナル作品で、今回はミュージカルコメディに挑戦しています。

「自分はミュージカルスターである」との催眠術にかけられ、音楽が聴こえてくると身体が勝手に歌い、踊ってしまうようになってしまった女の子のロードムービーとなっており、急に歌い、踊りだすというミュージカル映画の不自然さを逆手にとった、よく練られた脚本ですので、ミュージカルアレルギーの人にも、とっつきやすい作品となっております。

主演の「三吉彩花」は代役無しでダンスに挑戦しており、共演の「やしろ優」とのコンビで魅せてくれます。
「ムロツヨシ」や「宝田明」の胡散臭さも見所です。

催眠術にかかってしまった理由となる過去のトラウマを克服し、新しい未来へ踏み出す姿を観られるのはこういった映画ならではかと思います。

伏線の貼り方も回収の仕方も気持ちいいです。さすが、矢口監督‼︎

安心して愉しめる良質な作品ですので、是非、劇場でご覧ください。

ただ、この作品、毒のスパイスに飢えている人には少し物足らないかもしれませんので悪しからず！