読書で岡山‥『宇喜多秀家』を知っていますか?
更新 : 2020/5/21 12:37
39県において緊急事態宣言が解除されてはや一週間...
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回の趣向は「読書」で岡山を感じていただきたいと思います。
ご紹介させて頂くのは岡山県出身の若手歴史学者大西泰正氏による
『豊臣政権の貴公子 宇喜多秀家』
岡山が誇る戦国武将「宇喜多秀家」を題材としたノンフィクションですが、新書ですので比較的気楽に楽しむことが出来ると思います。
戦国乱世の終焉から朝鮮出兵、関白秀次事件、宇喜田騒動、関ヶ原合戦そして八丈島配流と若き備前中納言の身に降りかかる数々の出来事が、歴史書でありながら読む者を惹き付ける事でしょう。
幼少の折に羽柴秀吉に養子同然に預けられた後、若くして五大老の一人に名を連ねるも関ヶ原合戦で敗軍の将となり、八丈島へ流罪となる宇喜多秀家の生涯が非常にドラマチックです。
また豊臣秀吉に愛された訳が納得出来ます。
織田から豊臣そして徳川と移り行く時代の名だたる武将達が登場します(当然豪姫こと「樹生院」←秀家の奥様も登場します。この時私の頭の中には宮沢りえが登場しています)ので、歴史好きの方にはお薦めです。
こんな時ですが是非とも岡山の武将に思いを馳せて下さい。
そしていづれは「岡山城」や宇喜多家の菩提所である「天台宗 光珍寺」等を訪れていただく日が来れば幸いです。
‥‥‥ ‥‥‥ ‥‥‥ ‥‥‥ ‥‥‥ ‥‥‥ ‥‥‥
『豊臣政権の貴公子 宇喜多秀家』角川新書
著者:大西泰正
初版発行:2019年9月
発行:角川書店
20