古代の昔から、昭和初期まで、今の上高地明神は、上高地の中心地でした。
古代は、ここから見た穂高岳の景色を非常に気に入り、自然神、綿津見神(海神)の人間としての、最初の嫡子、豊玉姫、玉依姫を姉妹に持つ、九州北部全域を支配していて、志賀島に住居が有った、宇都志日金析命が、自分の名前をわざわざ、穂高見命と変えた場所です。
明神岳とは、穂高岳の尊称ですから、正式な地図に穂高岳が、無いのは、当り前の事です。
江戸時代初めには徳郷の小屋として、木こりを取り締まり、また、穂高神社本宮から、奥宮参りに、ここに泊ったりしました。明治時代、上高地牧場の中心として。。そのころ泊った英国人が、ウェストンになります。
その後、上高地には徳本峠しか、入れなかったので、キャンプ場が有ったことも有り、登山の中心的小屋でした。
今、現在、釜トンネルができたため、ここは、不便な地となりましたが、
穂高神社奥宮の全くの神域。早朝の明神岳の朝焼けは、穂高の神が降りてくるかのように、素晴らしく、身震いするくらいです。
その後、早朝は、小鳥の声がすごく、その中を、歩いて、奥宮参拝、明神池に朝もやが出ていれば、最高です。
正に、パワースポットです。
花は、初めは、富貴草、ニリンソウの群落から始まり、リンゴを作るために、栽培した、小梨の木の花など、年中入れ替わります。9月には早々と、木の実の季節も始まり、10月中旬には、黄金の黄葉が待ってます。
設備アメニティ風呂シャンプーなどはしっかりしてますが、
外見は、たいしたこと有りませんが、フランクな、山荘の雰囲気を残そうと努力しています。
もちろん、たとえば、女性一人旅でもあんしんです。
夏でも午後3時過ぎれば、当館のお客様だけの世界。
山の中の大自然の1軒宿。
空気がおいしく、森を抜けると突如現れる、上高地の秘境でも有り、不思議な空間です。