宿番号:311883
さよなら・・明治の大建築『余部橋りょう』
更新 : 2011/4/24 17:52
余部橋りょう、余部鉄橋、餘部橋りょう、餘部鉄橋など色々言われますが、正式には『余部橋りょう』です。
JR山陰本線鎧駅と餘部駅の間にかかる高さ41.5m、長さ310.7mの鉄橋で、トレッスル式と呼ばれる鋼材をやぐら状に組み上げた橋脚が特徴で、この種の鉄橋では日本一の規模を誇ります。
明治42年(1909年)に着工し、2年半の歳月と約33万円(現在地に現橋梁と同じものを建設する場合の工事費用概算:42億円)の建設費、延べ25万人の労力をかけ、明治45年(1912年)に完成しました。
まさに、明治の大建築、明治の鉄道遺産とも言える『余部橋りょう』は7月16日で役割を終えます。
鉄橋と言う機能的な部分だけでなく、日本海との景観美、歴史的遺産として人気のスポットでした。今後、周辺整備と鉄橋の一部を残して展望台整備などされますが、もう明治の大建築は無くなります。
平成22年7月16日、下り鳥取行き『はまかぜ5号』の通過が最後になります。
ちなみに、城崎温泉駅発は21:12で余部橋りょう通過は21:40頃です。
皮肉なことに、昭和の名車『はまかぜ』の181系気動車も来年3月のダイヤ改正で新車両に移行になります。
何から何まで風景が変わってしまいます。
画像は伊賀二郎さんの切り絵です。
(城崎温泉・旅館/千年の湯古まん・権左衛門公式ブログより引用 5/29)
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