５月１４日、日高町山本の人工巣塔で、コウノトリのひな３羽が確認されました。
　親鳥は、平成20（2008）年に出石町伊豆の人工巣塔から巣立ったオスと、平成19（2007）年に日高町山本から放鳥された７歳のメス。同巣塔でのひな誕生は初めてであるばかりでなく、放鳥コウノトリの２世が親となってのふ化、つまり放鳥３世の誕生は国内初の出来事です。

　翌15日には、豊岡市福田の人工巣塔でも、親鳥に「吐き戻し」（ひなに餌を与える行動）が見られ、ひな誕生が推定されました。
　親鳥は、平成21（2009）年に出石町伊豆の人工巣塔から巣立ったオスと、平成20（2008）年に百合地（ゆるじ）の人工巣塔から巣立ったメスで、こちらは放鳥２世同士のペアからの３世誕生です。

　コウノトリ野生復帰の歴史に、また新たな１ページが加わりました。７月中旬と見込まれる巣立ちまで、スクスクと成長してくれますように。それまでの間、親鳥を応援し、かわいいひなをそっと見守りましょう！

（豊岡市ＨＰより）

《城崎温泉・旅館／千年の湯古まん・権左衛門公式ブログより引用》