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宿番号:311883

城崎温泉開湯の宿。創業1300年を超える日本屈指の老舗宿

城崎温泉
JR城崎温泉駅下車 無料送迎バスで5分(旅館組合共同バス利用)

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    城崎麦わら細工振興協議会総会!

    更新 : 2012/5/19 8:30

    城崎温泉観光協会の文化部の部長になり3年目、その兼ね合いで本総会に3回目出席出向させて頂くことになりました。
    城崎温泉の麦わら細工の本質を理解しようと勉強するのですが、まだまだ及ばず、大変恐縮して総会に出席しています。
    振興協議会の役員、会員の皆様は、日本で城崎温泉にしかない麦わら細工の振興、伝統の継承のために、高い見識をお持ちの方ばかりです。


    では、麦わら細工とは、

    兵庫県伝統的工芸品指定 「麦わら細工」
    麦わら細工には長い歴史と伝統があり、今より約280年前、城崎に湯治に来た因州(鳥取県)の半七という職人が、竹笛やコマなどに色麦わらを貼って宿の軒先で売り、宿料の足しにしたのが始まりと言われています。
    その後技術も長足の進歩を見て箱物や絵馬に細工したものもでき、ことに明治に入ってから高名な画家が来遊して下絵を描き、図案を与えて試作させた結果、芸術の香気高い作品が生まれ、 他に類例のない工芸品として好評を 得て参りました。
    現在麦わらを染めて桐箱や色紙、独楽、土鈴等に張っています。

    そのような伝統工芸は大きな問題を抱えています。
    1.継承者たる職人の育成
    技術の修得に時間が掛かる。また、非常に高度な技術を要する。ひとつの作品を仕上げるのに時間が掛かるため、大量生産出来ない。
    そんなことから、職人養成は困難。
    2.原材料である麦稈(ばっかん・はだか麦、大麦のサビ)の入手が難しい
    麦わら細工しか使わないため、生産者がない。
    契約して造ってもらっている。
    以前は岡山県笠岡市の生産者から仕入ていたが、生産しないこととなり、城崎町二見地区で生産してもらっている。
    雪深く、日照時間が短い日本海側は生産に向かない。
    そして、品質にムラがある。
    ハウス栽培などに活路を見いだしている。

    他に問題を数々あると思いますが、この1と2の問題は麦わら細工の存続に関わる問題です。
    東京の大田区大森での終戦後すぐまで麦わら細工があったようですが、これの問題で廃絶したそうです。

    観光協会として、行政との連携、私個人として、なにが出来るか、考えていきたいと思います。
    それと同時に、それだけ城崎の麦わら細工は貴重で値打ちのあるものをPRしていきます。

    《城崎温泉・旅館/千年の湯古まん・権左衛門公式ブログより引用》

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