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塩原もの語り館で与謝野晶子、寛(鉄幹)開催
更新 : 2017/10/16 23:19
与謝野晶子、寛(鉄幹)夫妻は、塩原に二度訪れました。 最初は、明治43年秋。晶子が31歳の時のことで、主宰誌「明星」はすでに百号をもって廃刊となっていました。 この時詠んだ短歌は35首。翌年刊行の『春泥集』に収められています。
二度目は、昭和9年春のことで、二人で100首を詠み、当時主宰していた「冬柏」に発表されました。 この年、56歳になっていた晶子の短歌は、若い時代の作に見られる、ほとばしる様な感性は影を潜め、 透徹した眼差しで自然を詠んだものがほとんどです。(透徹=澄みきった)
本展は、「冬柏」に発表された寛の歌41首とともに、塩原で詠んだすべての短歌を紹介し、 あわせて日本を代表する女性、晶子の人間性に迫る二部構成です。
晶子と言えば、だれもがすぐ思い出すのが第一歌集『みだれ髪』でしょう。 激しい情熱と大胆な官能的表現で恋愛を詠いあげ、 鮮烈なデビューを果たした晶子ですが、歌人にとどまってはいません。 夫・寛の和歌革新運動を支え、女性解放や社会問題に取り組み、 童話など児童教育に目を向ける、さまざまな仕事をしています。
小さな会場ですが、その一端を展観します。ごゆっくりご覧いただけたら幸甚です
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