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難読地名の名産品
更新 : 2025/12/20 20:44
山陰の冬の味覚といえば?と聞かれると十中八九「松葉がに」を連想されるかと思いますが、自然の恵み豊かな山陰にはまだまだたくさんのおいしい旬の食材があります。
今回紹介する食材の産地は島根半島にある小さな港町「十六島(うっぷるい)」。
山陰の難読地名としても名を馳せるこの地でのみ収穫され、日本で最も古い海苔とも言われている「十六島海苔」は古くは「出雲国風土記」に記載されているほどで、奈良・平安時代には貢納品として朝廷に献上されていた歴史を持ち、現在でも最高級の岩海苔とされる逸品です。
厳冬期の12月〜2月に旬を迎え、日本海の荒波にさらされた岩場に生える十六島海苔を採取する作業は危険と隣り合わせ。
収穫できる期間と場所が限定されており、希少性の高さも十六島海苔の市場価値を上げている要因のひとつです。
私は以前、お雑煮に入れて食べたことがあるのですが、シンプルな食べ方ゆえ十六島海苔の豊かな磯の香りが際立ち、だし汁に浸すとふわっと溶けるのですが、食べてみると想像以上のシャキシャキとした食感のする逸品でした!
冬季限定で地方発送も行われているので、漁期真っただ中の十六島海苔を是非ご堪能ください!
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