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延命館のお知らせ・ブログ
”御陵山”
更新 : 2019/1/9 9:45
昨日は人日の節句で、「道の駅原鶴バサロ」においては、一年の豊作と無病息災を願ってお客様へ200人分の七草粥が振る舞われました。
ところで、新年を迎え再び恵蘇八幡宮をテーマに取り上げ恐縮ですが、なにしろ朝倉遷都という古代史上の背景があり、斉明天皇と天智天皇ゆかりの史跡と云えばこの地は重要なキーポイントになっています。
『筑前國續風土記』に「恵蘇八幡宮の上なる山の側に、丸き石塔在。里人は齊明天皇御陵と云。齊明天皇は朝倉の宮にて崩御の後、天皇の喪海につきて、大和國飛鳥川原に殯せしよし、日本紀に見えたり」とあって、度々、御陵山と書きましたが、ここは斉明天皇の御遺骸を橘広庭宮から移し一時的に葬ったところで、形態は前方後円墳ではないかとの説です。朝倉市は円墳2基とみて市遺跡に指定しています。
そのあと斉明天皇は大和國飛鳥に移され高市郡高取の越智岡上陵に埋葬されました。